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2014年11月3日(月曜日)晴れ

母の家の片付け。
第2ラウンドスタート。カーン♪

場所:玄関前のクローゼット

開けると母のコートがずらりと並んでいました。
その数なんと12着。

なんとしても母にコートを捨ててもらいたい私と
どんなことをしても12着を死守したい母との
戦いの火ぶたが切って落とされました。

母の言い分:全部着ている。
私の言い分:絶対着ていない。

両者、真っ向から対立する形で戦いが始まりました。

青いコート、ベージュのコート、赤いコートに白いコート。
こんな色とりどりのコートなんて要らないでしょう。

「それぞれの気分や洋服の色に合わせて着ているの。」

別に洋服の色にコートを合わせる必要はないと思う。

「お買い物に行った時に、鏡に映る自分のコート姿が
 毎日同じだと寂しいから全部とっておく。」

そんなことで寂しがるタマじゃないでしょ。

「全部高かったんだから。」

そうやって物を溜め込むのが良くないのよ。

「。。。じゃあその赤いコートは諦めるわ。」

よし。1着捨てるの決定ね。

母としては赤いコートを捨てると決めたことで
大幅な妥協および譲歩を私にしたという認識のため
その後どれだけ交渉しても「残りはダメ。着る。」の一点張り。

とりあえず、母のコートを12着から11着に減らすことに成功した形で
本日の戦いを終えたのであります。
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2014年11月6日(木曜日)曇り時々雨

会社が新しいスパム&ウィルス対策を施したらしいです。
社内でアナウンスがあったのですが
イマイチ実感の沸かない社員たち。

「スパムメールはわかるけど
 『悪意のあるメール』はわかんないよなー。
 ウィルス感染するようなメールを
 受け取ったことがないもんなー。」

そうですね。
ウィルスが仕込まれたメールって
あまりもらいませんものね。

「会社の対策を試してみたい。」
「確かに。どれだけ強固になったのか知りたい。」

でもそういうのってなかなか試せないです。

「誰か悪意のあるメールを送って。」

送れませんってば。

悪口が書かれたメールなら
もしかしたら社内で横行しているかもしれません。
それこそ『悪意のあるメール』だと思いました。
あたちには善意しかありませんの。
2014年11月4日(火曜日)晴れ

連休中に高尾山に行きました。
2歳の子供、初めての登山です。

ケーブルカーには乗らずに下からのんびり。

2時間後、あと少しで頂上というところで
歩きながら眠り始めた2歳3ヶ月。
ぱたっと倒れて眠りに落ちました。

頂上で眠ること20分。
ぱちっと目を覚まし
帰りもケーブルカーには乗らずに自力で下山。

やはりあと少しで到着というところで
とうとう体力の限界に達した2歳児。

「。。。抱っこ。。。」

普段は甘やかさない私ですが
さすがに抱っこの要求は呑んでやりました。

往復で何キロ歩いたことになるのかしら。
子供って案外体力があるものだと
ちょびっと筋肉痛になった私は思うのでした。
山の案内人のおじさんに
服装をチェックされる子供。
2014年11月10日(月曜日)晴れのち曇り

少し気になることがあり婦人科に行きました。
何十年と町に根付いた病院ですが
先生が目を悪くしたため10年以上前に
お産の受付をやめてしまい
その後は婦人科として細々と続いている病院です。

朝9時半に病院のドアを開けると
ピンポーン、と患者が来たことを知らせる音が鳴りました。

誰もいない待合室、誰もいない受付に
ピンポーン、がコダマしました。

待つこと1分。
よっこらしょ、という感じで受付の奥様が来ました。
先生の奥さんで、
先生と二人三脚でこの病院を切り盛りしてきた女性です。

受付の奥さんに状況を伝えている間に
何やら後方から何かのドアを開ける音がしました。
振り向くと、先生が冷蔵庫に鍋を戻している姿が。

「こんにちは。久しぶりだね。いらっしゃい。」

なぜ冷蔵庫がここにあるのだろう。。。

不思議に思いながら診察室に入り問診開始。

「どこでお産したの?」

○○病院です。

「ああ、あそこね。」

あーでもない、こーでもないと説明を始めた私。

「うんうん。帝王切開したのね。それはどこの病院?」

えーと、○○病院です。

うんうん、と頷きながらカルテを書いている先生なのですが
若干の不安を覚え始めた私。

「じゃあ診察してみようか。あっちの部屋ね。」

初めて入るもう1つの部屋。

「そこ、カーテン開けてね。」

カーテンを開けると今の産婦人科では
絶対にお目にかかれないような骨董品的な椅子がありました。
カーテンレールは錆びつき、コードには埃が見えます。
壁に貼られた1枚の黄ばんだ紙には手書きの注意書きが。

『パンティを脱いで下さい。』

ぱんてぃ?

不安感がどんどん増していきます。

よっこいしょ、と、アンティークなお産台に足をかけると
先生と奥さんが部屋に入ってきました。
カーテンをガシッと開けられたので
先生の顔も奥さんの顔も見える状態で
彼らに向かって思い切り足を開いている私(汗)

「超音波で見てみようね。」

はい。

「あれ、どこだっけ?」
「確かあの辺りに置いたわよ。」
「あああった。これだ。」
「えーと。あれはどこだ?」
「そのあたりだと思うんだけど。」

めっちゃ久しぶりに機械を使うらしく
器具をあっちこっち探しているお2人。

不安感マックスの私。

「ああ、これが帝王切開の傷跡ね。横切りだね。」

はい。

「どこで手術したの?」

。。。。○○病院。。。

「はい、おしまい。」

5分くらいかけて丁寧に見てくれた先生。
先生の診断は『異状なし』

私が大好きな先生も、計算したらもう80歳。
優秀な先生も年齢の壁には勝てないのかな。

不安感と寂しさを覚えた診察を終えて
病院を後にしました。
ネズミのライトが切れちゃった。
2014年11月12日(水曜日)くもり一時雨

婦人科の先生はモウロクしていましたが
私の母も負けてはおりません。

「あれ皆使っているのよ。私の友達も。
 私たちが使っているヤツ。
 便利だもんねー。
 やっぱり便利なものはみんな使っているのね。
 私、貴方に教えてもらうまで
 あんな便利なものがあるなんてわからなかったわ。」

何のことについて会話されているのか
私の方がわからなかったのですが
ベラベラと話す母を止める術を
私は持っていませんでした。
去年バイク事故で亡くなった
会社の同僚からもらったティーポット。
お茶を入れるたびに
彼の笑顔を思い出すのです。
2014年11月16日(日曜日)晴れ

私に感化されて色々と物を捨て始めた母ですが
それでもまだまだ物が溢れる母の家を一掃するため
母と喧嘩しながら物を1つ1つゴミ袋に入れる私。

今までは捨てると決めたものを入れたゴミ袋を
毎回私の家に持って行って
ゴミの日に私が出していたのですが
昨晩は まぁ今日はいいか という軽い気持ちで
袋を母の家に置いて自宅に戻ってしまいました。

今朝、ゴミの日なので捨ててあげようと思い
母の家に行きました。

はっ。

明らかにごみ袋の先の口を締めたところが
不自然に乱れているのが見えました。

しまった。やられた。

パンパンに詰めたはずのゴミ袋が
心なしか余裕があるように感じます。

お母さん、ゴミ袋からゴミを盗んだでしょ。

問い詰めるのですが
「何のこと?」
と、しらばっくれる母。

わかってるんだからね。お母さんがやったことは。

「だってやっぱりあれ高かったんだもんっ。」

そう。この間、1日かけて説得して
ようやく手放すことを決意させた赤いコートです。
しっかりと母のクローゼットのハンガーにかかっていました。

お母さんっっ(怒)

「貧しい年金生活の中で、少ない年金から捻出して
 楽しみに着ている服を奪うなんて(弱々しい目)」

情状酌量の余地を訴え始めた母ですが
その赤いコートを着た姿を私は1度も見たことはありません。

しかしハンガーにかかった赤いコートを
愛おしそうにナデナデする演技まで披露した母を
これ以上説得する気持ちにもなれず、
私は赤いコートが取り出された後のゴミ袋を
力なくゴミ捨て場に持って行ったのであります。
前に公園で雑草を
撮影していたおばちゃんと
同じ目線でカメラを構えました。
2014年11月18日(火曜日)晴れ

同じ建物で働く別会社の人が
うがいについて話しました。

「うがいをするとき
 どんな口の形をしていますか。」

あー、かな。

「おー、だとより奥まで洗浄できるそうです。
 試してみてください。」

へー。

と、「へー」で終われば良いものを
この職場はそれを許してはくれません。

すかさず出てきた上司BさんとSさん。

「こー、じゃダメなの?」

「あいうえお、の『お』?
 それともわいうえをの『を』?」

だーかーらー。。。

「えっと。。。と、とにかく『オ』です。」

それだけ言ってそそくさとその場を後にした
他社の社員さん。
ごめんよー。こんな職場で。
近所のバラ。きれい♪
2014年11月23日(日曜日)晴れ 風冷たい

「脳みそは急激な変化を受け入れ難い。」

整体の先生が何気なく口にした言葉。
これがずっと私の中に引っかかっています。

痛みが急に取れても
脳はそれまで常に「痛い」と感じていたことを
突然止めることはできず
体は良くなっているのに何故か痛みを感じてしまう。

それは心にも同じことが言えるのかも知れません。

辛い、悲しい、ストレスだらけ。

そう感じる期間が長ければ長いほど
ネガティブな感情を払いのけようとしても
それに成功しても
脳が受け入れてくれない。

辛い、悲しい、ストレスだらけ。

それが脳にとっての「当たり前」であり
「常にそうあるべき」という状態になってしまう。

こりゃ大変です。まさに私のことです。
脳みそに急激な変化を受け入れてもらわなくちゃ。

辛くないんだよ。悲しくなんてないのよ。
ストレスはもう過去のもの。

さて、脳みそにどうやってお伝えしようか。
良い方法を模索中です。
秋のお花、コスモス。
2014年11月24日(火曜日)くもり時々晴れ

「ねぇねぇ。」

きたきた。母の話しかけ。
今度は何かしら。

「この間のお米、美味しかったわよ。」

ああ。私が好んで買っているあのお米ね。

「昨日スーパーでお米を買おうとしたんだけど
 重いし高いし色々な種類があってわからないし。」

。。。欲しいの?

「そうなのよー。」

わかった。夕方に届けるから。

「ありがとう。
 スーパーでね、美味しそうなお米があったのよ。
 なんだっけなぁー。有名なお米。
 ニシキとか何とか。」

それが私がいつも買っているお米よ。

「思い出した。あきたこまちとか言うお米。」

『ニシキ』関係ないじゃないの。。。

毎度のことながら
年寄りの話に付き合うのは大変です。
秋よのぅ。
2014年11月26日(水曜日)雨

朝の通勤途中で道路の反対側を歩いていた男性。
大学生っぽい感じ。
何だかすごく嬉しそうに歩いていました。

真顔で歩きたいけれど、嬉しくてつい顔がにやけちゃう。
思わずスキップしてしまいそうな軽やかな足取り。

何があったのかなぁ。いいなぁ。

そう言えば初めて彼氏ができたとき
好きな人とデートするのが嬉しくて
ああ神様ありがとう♪生まれてきてシアワセ♪
なんて思いながら待ち合わせの場所に行ったっけ。

振り向くと楽しそうに歩く先ほどの男性の背中。
思わずジャンプしたくなるような
おっきなシアワセを私も久しぶりに感じたくなりました。
雑草もこうして見ると
かわいいもんです。
2014年11月30日(日曜日)くもり

フェレットを飼っている人と
初対面で色々と話をする機会がありました。

最初はマウスやモモンガの
話題で盛り上がっていました。

ファンシーもパンダも可愛いですよねー。
モモンガはクリミノが好きです。

そしてその人も
「フェレットも2匹いまして。」

出た出たフェレット話♪
食いついた私。

セーブルですか、バタースコッチですか。
体重はどのくらいですか。
ファームはどこですか。
やっぱりしっぽの匂いはブドウと同じですか。
後ずさりは激しいですよね。

聞きたいことは山ほどあったのですが
初対面の人にさすがに聞けず。
唯一尋ねられたのは1つだけ。

ファームはどこですか。

するとその人は答えました。

「デスバレーです。」

え。。。と。
冗談かと思ったのですがそうではなく。

『それはパスバレー♪』

と突っ込みを入れたかったのですが
さすがに初対面の人にそれもできず。

突っ込みを入れたい右手を
ぷるぷるさせながら
必死にその人と話を合わせました。

それはパスバレー!!!!!

その人と別れて1人になってから
思いっきり声に出してみたのでした。
壁を這う草木も秋色。