? いたちなあたち・飼い主のつぶやき・2019年3月
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2019年3月18日(月曜日)晴れ 

子供の通う保育園で卒園式がありました。
子供たちの入場で既に泣きました。

しかしその後は何とか少しの涙で持ちこたえました。
なぜなら卒園式終了後、
すぐにその流れのままで行われる卒園の会で
保護者を代表して先生方への感謝の言葉を言う担当に
なっていたからです。

卒園式の中に組み込まれる謝辞ではないため
あえて堅苦しくない「先生方への感謝の言葉」として
まとめました。

名前を呼ばれて席を立って前方に進みます。どきどき。
もちろん、手にはハンカチしか持って行きません。
私は人前で話すときに、
何かを読みながら話をするのは好きではないのです。
人に話を聞いてもらいたいのですから、
一方的なものではなく、
聴講者の目を見ながら話すべきだといつも思っています。

2週間ほど前に遡りますが、
先生への感謝の言葉の要点を洗い出しました。
あんなことに感謝したい、こんなことに感謝したい。
たくさんあるため、いくつかに絞ります。

そこから話を膨らませ、話す章立てを考えます。
卒園式の間に何とか我慢して座っているであろう
6歳児たちを飽きさせぬよう、
ところどころに子供たちが笑えるポイントを盛り込みます。
しかしメインは先生への感謝の言葉なので、
子供たちへのメッセージは最小限に留めます。

あとはひたすら要点を暗記するのみ、です。
要点と、それを話す順番さえ頭に入ってしまえば
当日に頭が真っ白になっても何とかなるものです。

そんなわけで、先生への感謝の言葉は何とか終わりました。
と、思います。
というのも、何を話したのか具体的に覚えていないのです。
要点だけは覚えていて、それに沿って話したので
とんちんかんなことは言っていないはずです。
先生や保護者の涙も見えたので先生方への
お礼の言葉としては、問題なかったのではないかと。
(と、願いたい。)

お疲れさん。
2019年3月19日(火曜日)

卒園式と卒園パーティーが終わり、
何だかぽっかり心に穴が開いたようになっています。
卒園式、卒園式、と、かれこれ1ヶ月以上
ずっと頭の中を占めていたイベントが終わり、
次に考えることもすぐに浮かぶはずはなく、
ただただ穴がぽっかり開いた状態です。

楽しかった、という感情とは違います。
大変だった、という思いは多少はあります。

しかし、なんだろう。
この気持ちをどう言葉で表せばよいのかわかりません。

もしかしたら、3月29日(金曜日)の
最終の登園日に答えが出るかも知れません。
いえ、もしかしたらというよりも、
答えが出るでしょう。必ず。

子供たちはみんなバラバラの小学校へと就学します。
それぞれが、
誰一人知らない顔の中に入っていくことになります。
保育園の友達との初めての別れ、
そして見知らぬ人だらけの場所での初めての出会い。

保育園児にとって、
赤ちゃんの頃から気づけばそばにずっといた友達というのは
兄弟のような感覚で接する他人です。
そりゃあもう、毎日ひどいことを言い合い、
喧嘩して、仲直りして、泣いて笑って。
それが来月からは別れ別れになるのです。

親同士も別れ難いものですから、保育園の仲良し組で、
最終日に近くの店で会う事になりました。
それぞれ仕事を終えてから子供を迎えに来るので
時間は特に決めていません。

最後にみんなで別れて手を振るとき。
本当に涙を流すのは、その瞬間なのかも知れません。

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卒園式では涙を流したお母さんがたくさんいました。

子供の成長に感動して泣き、
保育園との別れに泣き、
そして6年間がんばった自分に泣きました。

保育の修了証書をもらったのは、子供だけじゃないんだな。
親ももらえたんだよね、保育修了書。

保育園に通えるのもあと2週間です。

1日1日をしっかりとかみしめて
手をつないで通いましょう。
2019年3月29日(金曜日)くもり 寒い

とうとうこの日が来てしまいました。
保育園の最後の登園日です。

「早く終わらないかな。」

そう強く思って「あと○ヶ月」と数えていたのは1年前のこと。
「あと10か月もある」
と、長い道のりをまだまだ歩かねばならぬと
溜息をついていました。

それが3月に入ってからは
このまま3月が終わらなければいいのに、と
まるで流れる時間をせき止めるかのように過ごしてきました。

そうして迎えた最終登園日の今日。
午前0時を過ぎた時計を見ながら布団の上で思いました。
「ああ、とうとうこの日が来てしまった。」

朝、バスと電車で保育園に向かうのもこれが最後。

朝夕の公共交通機関で、色々な人に出会いました。
励まされたり、叱られたり。

いつものバスのいつもの座席
いつもの電車のいつもの車両

小さい子供と2人で手をつないで通い続けました。
それも今日で終わりです。

保育園に行き、子供を預け、職場に向かいます。
保育園のための途中下車も、今日でおしまい。
これからは職場に直行できます。
いつものくせで、
もしかしたら間違って
保育園の駅で降りてしまうかも知れないけれど。

仕事中も今日は何となく上の空でした。

拠点は違いますが、全く同じ日に生まれた子供を持つ元上司から
『最後の保育園』という件名でメールが届きました。
彼もきっと同じ気持ちで今日という日を迎えたのでしょう。

仕事を終えて職場を出ます。
絵本や児童書でカバンが重いのも今日でおしまい。
子供のおもちゃでカバンのポケットがごつごつするのも
今日でおしまいです。

保育園へと向かいます。保育園が近づくにつれ
子供達の元気な声が遠くから聞こえてきました。

保育園最終日はとにかく荷物が多いです。
子供のリュックも膨らんでいます。
そうね、みんなは黄色いカバンで登園していたけれど
私の子供だけはリュックサックに黄色いカバンを入れていました。
そんな保育園での子供のリュック姿も、今日で見納めです。

先生方にご挨拶。涙。ただ涙。
あれ?あっちでも泣いているお母さんがいます。
確か0歳児のお母さんだったような。
たぶん、引っ越しで転園するのでしょう。
今日があのお母さんにとっても最終登園日なのでしょう。
ご両親でいらしていました。

あっちでも、こっちでも、
先生に挨拶をしている親たちの姿が見られました。

一番挨拶をしたかった園長先生が、
用事で不在だったのが寂しいです。

子供と一緒に保育園を後にしました。
さようなら、保育園。ありがとう、保育園。

そのあと近くで、仲良しメンバーで食事をすることになっていて
いつもの7家族で集まりました。
本当なら8家族なのですが、
1家族は引っ越し準備のために参加できず。
合計7家族、のちに別の保護者が交わって8家族での食事会でした。

子供は子供だけで遊び、親は話に夢中。
あっという間に時間が過ぎ、気づけば夜8時半を回っていました。

名残惜しくもみんなで席を立ち、歩き出します。
店を出て左に行くお友達に、さようなら。
途中の店に立ち寄り買い物をして帰るお友達に、さようなら。
右側に行くお友達2人に、さようなら。
駅の改札で、電車に乗らないお友達2人に、さようなら。
そして駅の改札を抜け、
反対方面の電車に乗るお友達に、さようなら。

駅のホームで子供達が線路越しに向かい合い、

「また会おうね!」
「うん!また遊ぼうね!」
「ばいばーい!」

そう言いあうのを聞いて、泣き出す親の私達。
それぞれの電車が到着し、
最後に電車の窓越しに手を振って別れました。

6年間、よくがんばりました。
子供よ、一緒に通ってくれてありがとう。

子供が熱を出したと電話が入り、
職場に頭を下げながら帰った日がありました。
友達と大喧嘩して、職員室に呼ばれた日もありました。

よだれを垂らして寝っ転がっていた子供が
気付けば座り、ハイハイし、しゃべり、
つかまり立ちをし、歩き出していました。

保育園は、子供の成長を見ていてくれました。
良い時も、悪い時も。ぜんぶ。

ありがとう、保育園。
お世話になりました。今日でとうとう卒園です。
6年間が、長かったような、あっという間だったような。

寝る前に布団の中で子供に言いました。
卒園、おめでとう。
すると子供も言いました。
「ママも卒園、おめでとう。」

今日は私にとっても、親としての保育園の卒園日です。

子供よ、卒園おめでとう。
そして私も、卒園おめでとう。

みんな、卒園おめでとう。
元気でまた会いましょう。
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