2020年2月7日(金曜日)
乗船していた中国人1名から新型肺炎が検出されたたために、
横浜港に着いているにも拘らず下船できない
3700名の人たちがいます。
ダイアモンド・プリンセスに乗船している乗員と乗客。
着港したのが夕方か夜。
翌日の昼過ぎには朝食代わりの食事が各部屋に提供されました。
朝食が昼過ぎに配られるって?と、
眉をひそめる人は多いかも知れません。
しかし、私はこのニュースを知り、
単純に「すごい」と感じました。
乗員は乗っていますが、
彼らも乗客と同じ扱いで船室からは出られません。
すなわち、乗員も含めた人数分全ての食事を用意し、
それを配膳しなくてはならなかったのです。
・新型肺炎が蔓延している可能性のある船内に入って
食事を配ってくれる人
・各船室に配りやすいような食事の考案および手配
・お盆や食器の用意
これらを3700人ぶん手配し、実際にサービスを提供する。
12時間もたたないうちにやり遂げたなんて、
本当にすごいことだと思うのです。
船内に閉じ込められている人たちにとっては、
これまでのイライラや鬱憤が溜まっているでしょうから
「なんでこんなに遅いんだ!」と憤るところかも知れませんが、
少し離れたところからこの問題を見てみると、
いやいや午後1時には配給がされたということは
本当に時間勝負で頑張った人たちがいるのだろう、
ということがわかるのです。
とは言っても、狭い船内で部屋から出られず過ごすことの
苦労は計り知れません。
下手したら精神障害を患う人が出てくる可能性もあります。
話は少しそれますが、私は出産のときに帝王切開となり、
出産後の退院が自然分娩の人より遅れました。
個室だったのでそれなりに広さがある空間にいたにも拘わらず
情けない話なのですが、
軽度のパニック障害を患うことになってしまいました。
「ここから出られない。この空間から出てはいけない」
ということが、どれだけ辛いか想像がつくだけに
今も船内に閉じ込められている人たちの気持ちが理解でき、
気の毒でなりません。
幸いにも私のパニック障害はとても軽く短期的なもので
出産後1か月は続きましたが、
それ以降は症状も全く出なくなりました。
2020年2月17日(月曜日)
「コロのお散歩に行ってきます。」
そう言って準備を始めた母。
この説明をするのは久しいのですが、
我が家には2つの呼び名を持つ1匹のポメラニアンがいます。
もともとは私が「こおり」と命名しました。
我が家に来たのが真夏のことで
少しでも少しでも涼しげな名前にしようと思ったのです。
その後、母が「コロ」と改名しました。
しかし私にはその名前は受け入れられず。
以降、私は「こおり」、
母は「コロ」と呼び続けて10年以上が経ちました。
さて、そんな「こおり」をいつものように
散歩に連れて行くと言いながら
母は身支度を始めました。
行ってらっしゃい。
キツネ部屋を掃除しながら私は母に応えました。
母が靴を履き、ほどなくして玄関の扉が閉まる音がしました。
そして30秒後。
扉が再び開き、玄関から慌てて入ってくる母の姿が見えました。
「コロ忘れた。」
え。
パタパタと部屋に戻り、こおりを抱えながら靴を履く母。
「じゃあ行ってきまーす。」
再び明るく家を出た母。
確かこの前はスーパーにこおりをつないだまま
買い物袋だけ手に提げて帰宅したはず。
大丈夫かいな。
2020年2月18日(火曜日)
母のことを書いてきましたが、
私も母に負けていないと思われる出来事がありました。
『子供が友達の服を持ち帰ってきました。
服を探している子がいたら教えて頂けますか。』
黄色い綺麗なミッキーマウスのトレーナーを
子供がランドセルに入れて持ち帰ってきたのは先月のこと。
子供に聞いても、
「気づいたらランドセルに入っていた」と言うばかり。
学童の先生にも、もし服を探している親御さんがいたら
お返ししたいので教えてほしいと伝えました。
新品に近いトレーナーを母と2人で眺めながら、
誰のだろうねぇ、と話していました。
子供のランドセルや袋に、他の子供の物が混じってしまうのは
保育園の頃からたびたびありました。
同じようなカバンが並んでいるので、
子供が間違えて自分の持ち物を他の子の袋に入れてしまうのです。
翌日、連絡帳に先生からの返事がありました。
『黄色のトレーナーですが、昨日息子さんが着ていました。
体育の時に、
いつもと違う感じのトレーナーだな、珍しいな、と思って
見ていました。記憶があやふやですみません。
一応、クラスのみんなにも聞いてみますね。』
。。。。。。。。
連絡帳を開いたまま、母と2人で無言になりました。
えーっと。。。
トレーナーは我が家の物でした。
子供がそれを着て、学校に行っていました。
えーっとぉ。
母親である私よりも、祖母である私の母よりも、
学校の先生のほうが子供の服を把握して下さっていたようです。
『お恥ずかしい限りです。
クラスのみんなには聞かなくて大丈夫です。
お騒がせしてすみませんでした。』
冷や汗を書きながら、連絡帳にお返事を書き、
書き終えた後も連絡帳にペコペコと謝りました。
ああ恥ずかしい。
2020年2月21日(金曜日)晴れ
あまり間食をしない私ですが
今日は珍しく何だか飴を舐めたくなって
出勤前にコンビニに寄りました。
どれにしようかな。
色々な種類の飴があることに驚きながら
1つを選んでレジに持っていきます。
「194円です。」
そう言われて自分の小銭入れを除くと
ひぃふぅみぃよぉ
あれ。あった。194円。
私の小銭入れの中には、
100円玉と50円玉が1つずつと
10円玉と1円玉が4つずつ入っていました。
ぴったり194円。
それを出したら小銭入れは空っぽ。
今日はこの飴と出会う運命だったのかも知れません。
大した事もないのに、
こんなことで運命まで感じてしまえるのは
平凡ながら私の日常は満たされているということでしょうか。
ありがたや、ありがたや。