高齢いたち、マシュなボク
おじいちゃんマシュの、のんびり病院通いな生活

 10月で7歳になるマシュ。
 最近衰えを隠せません。今日も病院で血液検査をしてきました。
 結果、低血糖症と判明。

 これからマシュの病院通いな日々をご紹介します。
 高齢のフェレットを飼っている方の参考になればと思います。


 2005年3月14日

 マシュを病院に連れて行き血液検査をしてもらった結果、他には特に
 問題は見られなかったのですが血糖値が低すぎでした。
 通常は60から200あるところ、マシュは29。(低っ!)

 原因は以下の2つのどちらかと考えられるとか。
 1.固形フードを吐いてしまうため、体重減少によるもの
 2.すい臓に腫瘍があることからインスリンの過大分泌

 まずは1週間、食事の量をふやして体重を戻し、それからもう一度
 血糖値を見てみましょう、とのこと。

 本日のお会計: 初診料も含めて5900円。(ひー。。。)
ブドウ糖液。
毎晩飲ませてます。
ちょっと掲示板で論議をかもし出して
いるので、はっきりするまで
与えずにいます。

 2005年3月15日

 昨日獣医さんからもらった缶詰。てっきりサービスかと思ったら、
 レシート見たら値段ついてた。 360円。(高っ!)

 なのにマシュは鼻をつけただけで 「フン」 だって。
 おーい。。。食えよ。。。


 仕方なくペットシティに会社帰りに寄って
 フェレットバイトとかいうの買って来た。
 あとマシュの好きな激安フェレットフードも。
 
 やっとなめてくれた。
 れぱんもやってきてペロペロ。
 最後にお互いのお口をペロペロ。

 我慢しきれずにマシュがれぱんのお口を
 ガブリ。

 れぱん、びっくり。


 本日のお会計:フェレットバイト代 1260円
キャラメル味とは粋だねぇ。
もっと持ってるじゃろ。よこしなされ

 2005年3月16日

 かなり状態は落ち着いてます。食欲もあり。
 フェレットバイトで高カロリーをとってもらって、体重を戻します。
 嘔吐もなくなりました。やはりふやかしたエサがよかったのかもしれません。
 でも自分の好みで固形フードも食べています。(吐きませんが)

 お尻をさわると骨がゴツゴツしているので、それがなくなればいいんですが。
 やはり体重減少というのは、健康への警報ですね。
 食べるのに痩せる、というのはもっとやばい。
 マシュー。。。腫瘍でないと言ってくれ。。。。
朝ぁー。トイレするから出せー。
3月17日 マシュまた緊急事態

 
会社から帰ると、ハンモックからマシュの体がだらりと垂れていた。「とうとうやったか。。。!」と、最悪の事態
 を覚悟してマシュをつかむ。まだ温かい!

 マシュの体を起こすが、マシュの目は閉じたまま。力なく手足が垂れ下がった。ただ、まだ息はあった。
 至急震える手でブドウ糖をスポイトで口に入れる。マシュが嫌がった。大丈夫だ。嫌がる力があるのは、
 まだ大丈夫ということだ。 次にふやかしたフェレットフードを3回に分けて、口を無理やりこじ開けて入れる。
 10年前に犬が弱った時にやった方法だ。とにかく食べさせろ。それだけ、頭にあった。

 マシュの目はまだ開かない。体温がどんどん下がる。

 近くにあったお気に入りのマフラーにマシュをくるむ。マフラーはもうどうなってもよかった。
 糞まみれになってもおしっこがかかっても、胃液だらけになっても、マシュが助かるならどうでもいい。

 車のエンジンをかけて夜9時からやっている夜間動物病院へ走る。

 マシュの体温が下がる。途中で車を停めて、私はジーパンを半分おろした。ジーパンの上からよりも、
 直接私の肌が当たったほうがマシュに私の体温をあげられると思ったからだ。
 (今思えば変質者に近いかもしれない。。。)

 不思議と、マシュの体温が戻ってくるのが分かった。
 動物病院へ着く頃には、マシュは自分で首を振ったり、むにゃむにゃ と口を動かすようになっていた。

 ← フェレットバイト

 命の栄養素
 
 唯一のよりどころ。


 夜間動物病院に着いたのは開院40分前。それから30分待って病院が開いた。
 待合室で先生と話をする。状態がだいぶ落ち着いており、また一昨日に別の病院で既に血液検査を
 していたのでその結果を見せたため、それを踏まえた話をしただけで終わった。

 「すい臓の腫瘍が一番の可能性です。これはフェレットに圧倒的に多い病気で、先天的なもの・遺伝
  的なものと思ってください。またかなりの高齢ですので無理な治療は逆にアドレナリンの放出を
  促してしまいます。」

 「まずは食事の量をとにかく増やすこと。脱水症状も起こしやすいので、水も多めに与えてください。
 ただ、お仕事をされているでしょうから日中はどうしてもエサをあげることができないと思います。
 かと言って、仕事を辞めるわけにはいきませんよね。」

 「低血糖が直接死に結びつくことはありませんが、発作がおきるのは確かです。もしお仕事中に発作が
 おき、万が一何もできないまま息を引き取ることがあってもそれはこの子の運命かもしれません。
 できる限りのことを、できる限りの時間でしてあげて、それでもどうにもならなかったら仕方がないことです。」

 全て、先生のおっしゃる通りだと思った。
 最後にお会計を。

 (夜間のため)初診料: 8000円。 時間外診察代: 4000円 プラス 治療費: ?円
 。。。のところ、無料。待合室で話だけ聞いたから、ということだろう。
 なんと良心的な病院だろう!断然ファンになったぞ、町田夜間動物病院!

 ここでやっておいて良かったと思うこと。
 日頃の治療のレシート、検査結果の紙、薬を処方した場合はその処方箋。 
 全ての獣医関連をひとつのファイルにまとめておく。
 私は今夜、右手にマシュ、左手にこのファイルをつかんで家を飛び出した。


 帰ったら元気になり、水を自分で飲む。

 それからフェレットトンネルを1回
 くぐって眠りについた。

 よ、よかった。。。



 2005年3月18日(金曜日)

 今日は会社から帰ってからドアを開けたら、マシュがハンモックから
 にょこっと顔を出した。ふぅ。。。一安心。
 フェレットバイトを美味しそうに食べる。
 ペットシーツを引っかく元気もあった。

 しかし、着実に痩せてきている。骨つき骨男くんだ。
 食べても食べても吐いてしまう。
 明日は点滴してもらいに行こうかな。

わしゃ、このペットシーツの
感触がどうも好かん。

 夜、様子を見に行った。さっき固形フードをバリバリ食べていたけれど、今のところ吐いた形跡はなし。
 ふやかしたものよりも、固形のフードが好きなマシュ。ふやかして潰したものすら吐いて戻してしまう
 ので、固形フードを食べた今夜はちょっと(いや、かなり)心配。

 無理やり食べさせる必要はあるけれど、度が過ぎるとアドレナリンなるものが増えてよくないという。
 何をやって何をやったらいけないのか、情報を得れば得るほど分からなくなってきた。

 色々なことが頭をめぐるなー。 私も食欲なくなっちゃた。
 ここ数日、昼ごはん食べるの「無理やり」だもん。そして夜は抜き。食欲ないよー。


 3月19日
 ←点滴・注射中のマシュ

 でも家に帰ってから
 げーげー 吐く。

 私のジャンバー、
 マシュの胃液でドロドロ。


 2005年3月19日(土曜日)

 マシュは昨夜固形フードを食べたにも関わらず、朝ケージを
 みても吐いた跡はなし。

 しかし痩せているのは事実なので、獣医さんにつれていった。
 ほんの4日前に900gだった体重が、750g。

 点滴と注射2本(ビタミン剤など)

 本日のお会計 : 4300円

年寄りに何ということを
するのじゃ。。。痛いじゃろが。

 2005年3月20日(日曜日)

 昨日寝る前に見たら、いーうんちが1個 (嬉しい!)
 今朝見たら、もう1個いーうんちが落ちてた。
 うんちを見て喜ぶなんて変な趣味に聞こえるかも。。。

 獣医さんにて注射2本。(吐き気止めとビタミン剤)
 さらに液体の飲み薬2個。(同じく吐き気止めとブドウ糖)
 吐き気止めは食前30分、1日2回。(4滴)
 ブドウ糖は1日3回 (どのくらいかな。小さなスポイト。)

 本日のお会計 : 4200円
今日は骨マシュ、
一人でごはんもお水も飲んで
部屋を散歩もした。

 
2005年3月21日(月曜日) はれ

 会社から帰ると、マシュがハンモックの上に乗っていた。(いつもは中に入り込んでいるのに)
 嫌な予感。
 マシュはほとんど意識のない状態だった。
 首は座らず、手足もダラン。

 前回と同じ方法でブドウ糖やエサを口に押し込もうとするが、それを嫌がる元気もない。
 すぐに夜間動物病院へと車を走らせる。
 「マシュ、マシュ」 と常にマシュに声をかける。

 獣医さんと話をした。
 私は車に乗っている間に考えていたことを話した。
 
 「このまま、こうやって延命治療をしていくのがマシュにとって幸せなのか?」
 「このまま、こうやって眠るように静かに息をしているなら、苦しんでいないのなら、
  そのまま抱いていてあげるのもマシュにとっては楽かもしれない。」

 獣医さんがマシュの鼓動を聞く。
 早い、という。虫の息というのではなく、呼吸はしっかりしている、と言う。

 「同じことの繰り返しなのは確かです。今元気になっても、またこういう状態になります。
  でもそういう繰り返しということは、今治療をすればまた元気になる可能性も逆にあります。」

 私は迷った。本当に迷った。

 「マシュ、どうしよう。どうしたい?」
 マシュを軽く持ち上げた。
 するとマシュが、
 「ぷきゅぅ。」
 と声を出した。

 次の瞬間、私は
 「先生、お願いします。」
 と、マシュを先生に手渡した。

 
 30分の点滴後、マシュは自分で顔を上げられるようになった。

 「うわぁ、マシュ元気なった??」 
 と、マシュに話しかける私を見て、
 
 「いや、まだ全然元気じゃないですよ。(笑)」
 と先生。

 その後さらに点滴は3時間続いた。

 深夜1時、私は少し落ち着いたマシュを抱いて家に帰った。

 本日のお会計: 19、760円

 最近はいたずらの激しいれぱんが、今夜に限っては違った。
 まったくいたずらしていない。

 大人しく、「マシュの」 ハンモックで私達の帰りを待っていたのだ。

 私はマシュとれぱんを一緒のハンモックに入れて寝かせた。

 2匹はすぐに、すーこすーこ と気持ち良さそうに眠った。

 
2005年3月22日(火曜日)

 朝、いつものようにハンモックへ。
 そこには温かいれぱんがいた。ハンモックの中に手を入れる。
 ひんやりしたマシュの頭に触れた。

 マシュは逝ってしまった。

 お気に入りのケージの
 お気に入りのハンモックの中で
 大好きなれぱんと一緒に眠りながら
 マシュは逝ってしまいました。


点滴をつけながら眠った。
かかりつけの獣医さんが、このあとこれを
外し、口回りもきれいにふいてくれた。
いたちな彼を亡くしたれぱん。マシュが死んだ意味がわからずに「遊んで!」とマシュの首を舐めてた。

 親愛なる天国のお父さん、
 マシュがお父さんのところへ行きました。
 方向オンチのマシュですので、どうか橋の近くまで迎えにきてください。
 私の代わりに面倒みてやってください。

 ほんの少しいたずらするけれど
 ほんの少しくっちゃいけれど、

 私の愛したいたちです。
 
 私がそちらに行く時まで、どうかよろしくお願いします。

 マシュ、また会おう。
マシュは大切な私の「最初のフェレット。」
いつまでも、いつまでも、大事な私のフェレット。

前の飼い主さんにマシュの死を手紙で知らせました。
電話でもメールでもなく、手紙で。
手紙以外の方法が思いつきませんでした。

前の飼い主さんも、返事を手紙で下さいました。
電話でも、メールでもなく、手紙で。
きっと彼女にとっても、それしか思いつかなかったのでしょう。

「今思えば、マシュが死んだ前日の夜でした。
 マシュが久しぶりに夢に出てきたんです。
 元気に走って、シアワセそうでした。」

マシュ、挨拶に行ったんだね。
みんながお前を愛していたから。それを知っていたんだね。

さよなら、マシュ。 大好きだったよ。

 「おじいちゃんマシュの、のんびり病院通いな生活」
 と題名したこのページは、マシュにのんびり病院に通ってもらって
 のんびり治していってほしくて開いたのですが
 結局全然 のんびり じゃなかったなぁ。

 これから高齢いたちを育てる飼い主さんの参考にしてほしくて作ったのに
 なんかあっけなくて、全然役にたたなかったですね。
すっごく当たり前な反省
もしあてはまる事があれば、いますぐできることを実行してください。
手遅れになる前に。。。ね。

 1.この1年で徐々にマシュの体重が減ったな。
 
   
→ すぐに獣医さんに健康診断を依頼すべきだった。
 
 2.昨年11月、マシュが食べたものを吐くようになった。 病院に連れて行ったら、胃炎の疑いがもたれた。
   これはマシュを診てくれる病院を探してから2軒目の獣医さん。この獣医さんもフェレットを見るのは
   初めての様子だった。 とりあえず、もらった薬でマシュは回復。完治したと思った。
   
 →初めてフェレットを診る様子の獣医さんだったのだから、
    念のため3軒目に診てもらうべきだった。

 
3.緊急病院に連れて行った翌朝、昨日は回復していたマシュの様子が悪いように
   見えた。 昨日は元気になったのだから、と思い会社に行ってしまった。

   → 会社がなんだ! 午前中休んでも、マシュを病院へ連れて行くべきだった。
     今月は旅行で会社を結構休んでしまったから、立場上もう休めないと思った
     私がバカだった。 命より重い仕事なんかこの世にあるものか!


 
4.マシュの症状、病気、全てが私には初めてのことだった。
   マシュが病気になってから、可能性のある病気について
   調べ始めた。

 → マシュを飼い始めた時点で、こういう大切なことは
    飼い主の常識的な知識として得ておくべきだった。

 
5.最終の段階まで、マシュとれぱんを一緒のケージで一緒のハンモックの中で
   寝かせていた。 別居させたのは、マシュが死ぬ2日前。

 → 病気、とわかった時点でかわいそうだけど2匹を別々にさせるべきだった。
   今回はれぱんまで体重が減少してしまった。(ストレス?)


6.マシュは病気になってから、食べ物の好みが日によって変わっていた。
   常に4種類のフードは用意していたが、それも食べたり食べなかったり。

 → フェレットフードはあればあるだけの種類を用意しておけばよかった。
    試供品を2パックずつくらい、万が一のために用意しておく。
    普段食べないエサだって、病気になれば味覚も嗜好も変わることが
    あるのだから。


 7.最初にブドウ糖をもらった時にそれがスポイトに入っていた。 私はその
   スポイトだけを頼りに使っていたのだが、ある日気を許した際にれぱんが
   かじってしまい、スポイトに穴が開いてしまった。
   予備のスポイトもなく、結局その晩はマシュにブドウ糖をあげることが
   できなかった。

  → 獣医さんに何かもらったら、何かそれに似たものを用意しておけば
    よかった。
    100円ショップでも十分見つけられたのに。


 8.ポカリスエットやフェレットバイトを、マシュが病気になってから購入した。

 → 何かの時のためにこれも用意しておけば、マシュにすぐにあげられたのに。

 
9.部屋の床はフローリング。
   病気になってから、マシュがうまく歩けなくなっていた。

 → ペット対策の床を早くやるべきだった。
   そうすれば、マシュが思い切り私やれぱんと遊べたのに。


 
10.最初に緊急病院に行ったとき、場所が分からなくてネットを
   立ち上げて地図を調べてから行った。
   病院の駐車場の位置も確認せずに飛び出したので、
   向こうについてから、たじたじ。

  → 最低2軒、近場でいける緊急病院を調べておけばよかった。
    場所や駐車場の下見も、夜の暗い時にしておけばよかった。
    (緊急病院へ行くのは、ほとんどの場合夜だから)



 
11.昨年11月にマシュが嘔吐し、食欲がなくなった際、一度回復したので
    その後なんの対策もしていなかった。

 → マシュの年齢からすると、もう一度他の病気を疑うべきだった。
   治った、治った、と安心している間に病気が進行してしまって
   いたのかもしれない。


 
12.痩せたかな?痩せたかな?と思ううちに、気づけばどんどん痩せていた。

 → 毎日、とはいかなくても、週に一度は体重をきちんと計るべきだった。
   毎日見ているのだから、マシュの体型変化にうとくなるのは当然だ。
   ちゃんと数値で確認しておくべきだった。

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