いたちなあたち(HOME) → 飼い主の長めのつぶやき  
一年が経って
れぱんを見送ってから一年が経ちました。
何か変わったのかな?と自分を客観的に見つめても、結局は何も変わっていないという結論に達します。
れぱんを好きな気持ちが冷めたわけでも
前よりもれぱんを好きな気持ちが強くなったわけでもありません。
プラスでもマイナスでもない。単なるイコールのまま1年が過ぎました。

れぱんへ。

あの日。れぱんが呼吸を止めてから、私はれぱんの体に何度もほっぺたを当てました。
キミの体温が失われる前に。キミの全てが止まる前に。私はれぱんを体に染み付けたかった。

れぱんの、毛が失われた皮膚の肌触りや温もり。
れぱんの、骨がごつごつ浮き出た皮膚の形状。

全部全部、私の体に焼き付けたかったのです。

そしてキミの体温が段々と低くなり、爪の色が紫色になり、可愛い目が陰りを見せたとき
私は本当にキミの体にさようならをしたね。

れぱん、魂はあるのでしょうか。あるとしたら、それはどんな形なのでしょう。
ほっこりと丸いのでしょうか。
ピンポン玉くらいの大きさなのでしょうか。
ふわっと小さな明かりが周囲に灯っているのでしょうか。

あれから毎晩、眠る前や起きたとき。れぱんのことを強く考えます。すると、

キミがドアを手で開けて廊下を走り出したり
洋服を着て街中でカメラに向かってポーズをとったり
私の布団にもそもそ入ってきたり

その日そのときによって、色々なキミを思い出します。
私はキミと一緒にいた6年間、毎日毎日キミを見つめてきたから。その記憶が映像として私の頭に蘇るのです。
さながらそれは、れぱんのお宝映像を見つけたかのよう。

そうだそんなときもあった。
れぱんがあんなことをしたときもあった。

れぱんのお宝映像は、毎日毎日私をシアワセにしてくれます。
そしてふと、キミの温もりを実際に手に頬に肌に感じるときがあるのです。

れぱん、生まれ変わりはありますか。

飼い主のワガママを言わせてもらえるなら、れぱん、キミは生まれ変わらずにいてほしい。

私の中でれぱんはフェレットであり、フェレットのれぱんはキミだけなんです。
フェレット以外のれぱんは想像ができません。
仮にキミがフェレットとして生まれ変わってくれたとしても、それはキミでありキミではないのです。

れぱん、キミは2003年に生まれて、2004年に私と出会って、2010年に私が見送ったフェレット。
それだけであってほしいのです。

れぱん。今キミは私のいるこの世界をどんな風に見ていますか。
純粋なキミの目には、この世界は何色に映っていますか。

キミの面影は、今の私にとっては薄いクリーム色です。温かくて柔らかい、ほんわかしたクリーム色です。
以前は違いました。
キミを見送ってすぐは、何か濃い色だったように思います。
たまにピンク色だったことを覚えています。
そして今は薄いクリーム色のキミ。

これから何色になるのでしょうか。青かも知れない。オレンジかも知れない。
まるで毛が抜け変わるかのように、色を変えて私の中で生き続けるれぱん。

ご飯を食べなくなったから、れぱんが好きなトータリーも生肉も買わなくなったし
おトイレをしなくなったから、ペットシーツも買わなくなりました。

それでもキミは生きている。私と一緒に生きている。
れぱん。私はキミと生きていく。今までも、これからも、そしてもっと先も。

見送ったのが終わりじゃない。まだまだ続くんですね。れぱんと私の生活が。
歩いていこう。これからも。
キミを肩に乗せて、ひざに座らせて、そっと抱きしめながら
これからも一緒に歩いていこう。 

ね、れぱん。



(2011年8月17日)