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ニューヨークで15年続くフェレット禁止令の廃止なるか

15年もの間、ニューヨーク市のフェレットは
ルドルフ・ギウリアーニ市長による禁止令により影をひそめていた。
この市長はフェレット愛好家達に
「小さないたちごときにここまで騒がれるのはうんざりだ。」
と実際に言い放ったことでも有名である。

そんな影をひそめる生物についに朗報がやってきた。
長きにわたるフェレット飼育者のロビー活動が実を結び、ビル・デ・ブラシオ市長陣営が
耳を傾けようとしている。
フェレットをもう一度法的に認めるべく年内に聴聞する余地があるというのだ。

「フェレットの飼育を禁止する理由はどこにあるのか。」

自身も25年間フェレットと共に暮らし、
現在はマンハッタンのアパートで6歳のフェレット、ティンクとルームシェアをしている
キャンデイス・ルーカスさんは言う。
「フェレットが犬や猫とどう違うっていうの?
  どうしてフェレットが何か問題を引き起こすような動物と見なされているの?」

フェレットは米国のほとんどの州で合法的に飼育できるが、
カリフォルニアやハワイ、ニューヨーク市を含む一部の市郡では禁止されている。
州保健所はその理由を「凶暴で人間への突然の攻撃が考えられる」としている。
フェレット飼育解禁を求める人たちは、フェレットはよほどお腹が空いているか虐待されていない限り
むやみに攻撃するような動物ではない、と主張している。

実際のところこのペットに関して問題がごろごろ生じてきたわけではない。
市で把握している限りは、近所からの苦情を受けて処分したフェレットは過去に2匹だけとのことだ。
さらに市内のペットショップではフェレットの生体こそ売られていないものの、
フェレットフードは陳列されている。
すなわち市内のフェレット人口はゼロではなく「地下」にこっそりと身をひそめながら
生息しているということである。

「ニューヨーク市でのフェレット飼育を合法化にする会」では
フェレット飼育禁止法の廃止を要請すべく600の署名を集めているが、
フェレットの飼育を知られることによりフェレット自体を没収される恐れがあることから、
その会の会長は本誌のインタビューを断ってきた。

2011年までブルックリンでフェレットを飼っていたシェリア・スマヤンさんは、
フェレットを飼っていた当時は獣医に連れて行くのも神経を使ったと言う。

「自分のフェレットを病院に連れて行くたびに、小さなキャリーケースにフェレットを入れて
その上から布をかぶせてあたかも猫を運んでいるように見せかけました。」

シェリアさんは禁止令が撤回された暁には2匹のフェレットを里親として引き受けたいと話した。

市の保健所はフェレットの法令に関する聴聞に先週同意したが、市長は公には承諾していない。
馬車廃止を推し進める民主党のデ・ブラシオ氏は言う。

「法令の変更に関する確固たる理由を聞いていないからまだわからないが。。。
   公の場できちんとしたいとは思っています。決定はまだまだ先の話です。」

今できることとして、ルーカスさんはフェレットが、
野生ではない一般家庭で飼育されるいたち科の仲間であるフェレットは、
非常に個性的で忙しいニューヨーカーにはぴったりのペットになれることを
広く多くの人に知ってもらうべく努力を続けている。
強調すべき点は1つ。フェレットは1日18時間から20時間も眠っているということ。

「私が仕事で家を空けている間、私のフェレットはケージの中です。」

ルーカスさんは自身のフェレット、ティンクについて話した。

「ケージの中とは言っても寂しがっているようなことはありません。
  だって私がいない間、彼女はずっと眠っているんですもの。」

(ザ・ガーディアン 2014年6月6日の記事を翻訳)
ルーカスさんとティンク。
☆おしまい☆

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