2013年6月1日(土曜日) 出産当日
昨晩は1~2時間おきにケージの様子を覗きに行きましたが、それらしき兆候はなし。
せっかく木曜日も金曜日も有給をとって休んでいたのに、
これで日曜日まで生まれなかったらシャレにならん。
というか、今日の午後の早い時間まで待って生まれなかったら病院に連れて行こう。
1匹だけが子宮内部で大きく成長しすぎて産道を通れなくなっているかも知れないから。

よく眠れないまま夜が過ぎ、朝6時半。

朝食はばくばく食べたナイルの様子が変わりました。 陣痛です。

普段通り、と言われればそうなのですが、しかし飼い主の目から見るとやや違います。
しっぽが根元から少し持ち上がっています。
お尻にちからが入っているからそうなるのでしょう。
他の3匹のフェネックのしっぽが緩やかに下に降りているのを見て、ナイルの変化を確信しました。

7時20分。しきりに陰部をなめるナイル。 始まったな。 今日は長い1日になるなぁ。

陣痛の痛みできゃぁきゃぁ鳴き始めるナイル。
頭をなでなでしてやると落ち着くのですが、それでも鳴き続けます。

どのくらい陣痛が続くのだろう。と思った 7時43分。 
小さな足がナイルの大事なところから出ているのがわかりました。

出てきた!!!

ハンディカムを持ちながら思わず声をあげました。

痛みに耐えながら、体勢を変えながら、ナイルは頑張ります。

片手にビデオカメラ、片手をナイルの頭に当ててやり。
動かない小さなアンヨ。 まさか死産?

そして、何度目かのいきみの後で、1匹目が頭までちゃんと出てきました。
羊膜をはがし、胎盤を処理し、へその緒を切るナイル。
顔をナイルがなめると、赤ちゃんはみぃみぃ鳴き始めました。
見ると1匹目は女の子でした。

さあ次です。

次、というのは2匹目ということではなく、ナイルが赤ちゃんに母乳を与えてくれるかどうか、という意味です。

3分様子を見るのですが、ナイルは赤ちゃんを足で転がしっぱなし。
キャットタワーまで赤ちゃんを運ぶのですが、そこに敷いてやったバスタオルをほりほりしっぱなし。
小さな赤ちゃんの体が、ナイルの手であっちへ飛んだりこっちへ飛んだり。

だめだ。これじゃ死んじゃう。

仕方なく赤ちゃんをナイルから取り上げて、お湯を浸した洗面器で体を洗ってやり
子猫用の粉ミルクをシリンジで与え、パネルヒーターの上に置いて体を温めました。

そうしている間に8時30分。 2度目の陣痛が始まりました。

1匹目の赤ちゃんは足から出ましたが、2匹目の赤ちゃんは腰から出始めました。

2匹目の羊膜も胎盤もへその緒も上手に処理するナイルを見て、
ナイルも立派な母になったのだなぁと感動。
2匹目は男の子。
しかし鳴きません。ナイルが顔をなめて気道を通してやるのですが、鳴かないのです。

こりゃまずい。

2匹目の赤ちゃんも取り上げて、1匹目とどうようの処理をして
タオルでくるんでガシガシと体に刺激を与えます。

みぃ。

鳴き始めました。

1匹目のメスは47g。 2匹目のオスは46g。

去年に比べて安心してでーんと構えていられたのは、2度目だからということもありますが
なにせ生まれたベビーの大きさが去年のラムセスの比じゃなく大きい(=普通サイズ。)
ラムセスが30gに満たない未熟児だったので、
それを思えば今回の2匹は安心して見ていられる大きさなのです。

3匹目がくるかと思って待つこと1時間。
疲れて眠りはじめるナイル。

あれ?2匹だけ?

眠るナイルを見て、今回の出産は2匹だということで納得。
つぎはナイルの初乳をベビーたちに与えなくては。

2匹をナイルに戻したところ、先ほど同様ほりほり開始。
ナイルの前足でベビー2匹がごろんごろんごろんごろん。それはそれは何度も転がされました。

うーむ。
これで私が赤ちゃんを取り上げたら、また去年と同じ大変な目にあう。
自分で自分の首を絞めることになる。
でもでも、それで赤ちゃんが死んじゃったら。。。
いやいや、ナイルの母性を信じよう。

頭の中で綱引き大会のように、ナイルに任せるか・自分で面倒見るか、という考えが飛び交いました。

しばらーーーーく待って、ナイルがようやく伏せました。

いまだ。

転がされていた赤ちゃん2匹をナイルのおっぱい近くに持っていきます。
ナイルが赤ちゃんたちを抱え始めました。 やった!


転がされていた2匹。
この後、ナイルのお腹にこの2匹を放り込みました。
このへその緒の状態、なつかしい。
去年のラムセスもこんな感じでした。
今回は1匹目のメスのへその緒の
ちぎり方がやや甘く
オスに比べると長い状態で残っています。
なんか、おっぱい探すのが
とってもヘタクソな2匹です。
生まれたての顔って感じです。
でもちゃんと生意気に白い爪が生えています。
ナイル
お疲れ顔。よく頑張ったね
と声をかけつつ
ずっと頭を撫でてやっています。
2匹の赤ちゃんが
うまくおっぱいを飲めていないような気がして、
ナイルの後ろ足を持ち上げて
2匹をそれぞれおっぱいまで誘導。

ようやくありつけて ちゅぅちゅぅ 吸いました。

でもナイルが動くとまた外れてしまうので
そのたびにナイルの足を持ち上げて
赤ちゃんの口をおっぱいに押し付けてやります。
さすがに赤ちゃんを取り上げると、ナイルが気にして仕方がないので
ナイルにリンゴを与えて、その隙に2匹だけの写真を撮りました。

私が至近距離でベビーを観察しても
ナイルは全然怒らないので助かります。

でもお腹に触ろうとすると、少し歯を当ててきます。

これからしばらく、こうしてナイルにべったりくっついて
ベビーを観察してしまいそうです。ごめんね、ナイル。

昼の3時前に体重を計ったところ、オスもメスも1gずつ減っていました。
やっぱり母乳をうまく飲めていないのかも。。

獣医さんに電話で相談。

「生まれて間もない場合は体重が減ることがあります。
 それまでふやけていたぶん、というか、水分が減ってそれが体重に現れるのです。
 母乳をちゃんと飲めていれば、体がしっかりしてくると同時に
 それこそ1日1日体重が増えます。」

夜8時。

メス:49g
オス:47g

増えてた♪

ナイルは夕飯をあまり食べず。カリカリ数粒と白米少し。