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母フェネック(ナイル)と父フェネック(トトメス)
交尾までの過程と、その後の出産までの状況
2014年のフェネックの発情期~交尾~出産までの様子を書き留めた、飼い主の備忘録です。
去年は一昨年の、今年は去年の備忘録を見ながらフェネックの様子を観察していたため、
今年もこうして書き残しておくことで来年の自分の役に立ちそう♪
合わせて、フェネックの繁殖・交配をしている人にも参考にしてもらえるかなぁと期待しています。

<2014年3月29日(土曜日)>
ナイルが甘えん坊になってきた。

<2014年4月6日(日曜日)>
夜。ナイルがトトメスの前に寝転がり、お腹を見せ、甘え、手を出したり口を近づけたりしてトトメスを誘う。
トトメスはナイルの顔にくんくんするが「仕方なく」という感じ。
ナイルはじれったい様子で「ねぇねぇ」とトトメスに甘える。

<2014年4月7日(月曜日)>

朝、トトメスがケージの隙間から口を出して咬もうとした。しかし同時に腕も出してくる。
単に甘えたいだけなのか、発情期の怖い怖いが始まったのか。
頭をなでるとぎゃーぎゃー鳴いてお腹を出す。
首筋をなでるが、いつカプッとやられるかわからないから怖くてなかなか撫でられない。
そしてとうとうトトメスがナイルに乗っかり始めた。ナイルは怒る。
トトメスが載るのを止める。ナイルがすぐにトトメスに近づいて、顔をくっつけたりお尻を向けて誘う。
トトメス、乗っかる。ナイル、怒る。その繰り返し。トトメスが乗っかると、ココココココと声がする。
トトメスが鳴いている?

夜、食器をケージから回収するのも一苦労。
ケージ越しにトトメスが私の手をかぷり。
手を出しているから甘えているのかと思いきや、明らかに発情期の状態になっている。
てまりがとても甘えるので撫でていると、珍しくラムセスも甘えはじめた。
ほんの15秒程度だったけれど、「撫でて」とうつ伏せた。

<2014年4月8日(火曜日)>
朝にトトメスは凶暴さを増す。食器がなかなか取れない。
ナイルに襲い掛かり、ナイルの耳から出血。
しかし昨日よりはナイルがトトメスが載っても怒らないのがわかる。しっぽもやや横にずれている。

夜、トトメスがあまり乗っからない。
交尾、終わっちゃった?ふと見えたナイルの大事なところも心なしか小さくなっているような気がする。
今年は繁殖に失敗しちゃったかもしれないなぁ。
トトメスはケージ越しに私の指を咬もうとする。
ラムセスが全く落ち着かない。ケージの中で行ったり来たり。
手を入れるとごろんと転がって甘える。しかし気が立っているようで、私の手に本気で歯を当ててきた。軽く出血。
ナイルはてまりのように、下に敷いた洋服を両手でこねこねし始めた。
てまりは私の洋服で同じことをよくするのだが、ナイルにこの行動が見られたのは初めて。
夜9時から10時、2匹が10cmくらい離れた場所にそれぞれ丸くなって眠ろうとする体制。
交尾もしないまま終わるのか。
しかしトトメスが2秒くらいナイルに乗っかる。互いにぱっと離れる。丸くなって寝ようとする。
しばらくするとまた乗っかる。ぱっと離れる。丸くなって寝ようとする、を繰り返す。
繁殖を諦めかけたが、この2匹の様子を見ると期待が持てた。今晩、もしくは明日に交尾があるかも知れない。

<2014年4月9日(水曜日)>
朝6時。ケージを見ると、トトメスとナイルがつながっていた。
フェネックの繁殖3年目にしてようやく見られた交尾の状態だった。
ナイルがぎゃあぎゃあ痛がって動くが、それに引きずられてトトメスも後ろ向きに動く。
それが痛いのか、またナイルがぎゃあぎゃあ鳴く。
フェネックの交尾は犬の交尾と同じ交尾結合があり、
雄のものが雌の中に入るとロックされて簡単には引っこ抜けない。
お尻とお尻がくっついたままの状態でしばらく互いに我慢しなくてはならない。
しかしナイルが鳴きながら前に移動するので、トトメスはそのまま後ろ向きに体ごと引っ張られていく。
ケージ内を結合したままぐるぐる回る2匹だった。
5時50分ごろから、私の子供が泣いていた。もしかしたらナイルの声を聞いて泣き出したのかも知れない。
エサの入った食器をケージに入れてやるが、2匹とも食べない。
6時23分に再びケージを見ると2匹は離れていた。交尾が終了。
フードを再び入れてやると食べ始めた。しかししばらくして私がケージに近づくとトトメスが怒って興奮。
2匹とも少し餌を残してしまった。こんなことは初めて。いつも真っ先に完食する2匹なのに。

今回の交尾は激しくなかったのかな、と思った。
なぜならナイルの例の毛のおしるしが強くついていなかったから。
ナイルがトトメスを引きずった際にトトメスの足(腰)が当たった部分は、ナイルの左側に丸く見られた。
しかし右側には見えないし、例のくっきり1本線ではない。今年は交尾が甘い?

二匹は眠そうに、少し離れて丸くなって眠ろうとする。
と思ったら、6時37分、6時41分。トトメスがまたナイルに乗っかりだした。
トトメスの腕の当たる部分がナイルの腰にくっきり1本線を作っていく。
きっとこうして何度も何度も繰り返していくうちに、あの例のくっきり1本線が作られていくのだろう。
トトメスが眠そうにするのだが、ナイルの方からトトメスに乗っかって強烈に誘うことも数回。
そのたびにトトメスがナイルに乗っかる。
交尾前に乗っかったときは、ほんの2~3秒でトトメスはすぐに降りてしまっていたが、
交尾後は乗っかり方が強い気がする。

夜、帰宅すると落ち着いた2匹。もう交尾はしない。
ナイルの体を持ち上げて確認すると、あれだけきれいな薄いピンク色だったのが変わっていた。
白っぽい、というか、普通の色に近い。
そして去年と同様に、白っぽい液体がぎゅっと閉じたナイルの部分に付着していた。
トトメスは凶暴さが落ち着き体を持ち上げてナデナデできる。それでもまだ荒さが残っていて怖い。
トトメスの方はまだピンク色で大きかった。しかし交尾前の大きさに比べたら少し小さくなったような気がする。

<2014年4月10日(木曜日)>
夜、トトメスはいつものトトメスに戻っていた。手を出しても怖くない。
食べ終わった食器も楽に取れる。ナデナデできる。噛んでこない。
ナイルは甘えん坊。お腹をなでてもらうとすっごく喜ぶ。
ラムセスも甘えん坊になって、体やお腹を撫でてもらいたくてケージ内をうろうろ。
てまりは無邪気に撫でて撫でてアピールがすごい。
パピルスだけ、やっぱりなつかない。
それでも体を持ち上げてナデナデすると、力を抜いてこちらに体を預けてくれる。

<2014年4月15日(火曜日)>
交尾から1週間。
ナイルとトトメスは甘えん坊。私を見かけるだけで、2匹そろってゴロンと横になってきぇきぇ鳴く。
手を伸ばすと2匹で争って「私を撫でろ」「僕を撫でろ」という感じ。
両手でそれぞれナデナデしてやると、もう大喜びできぇきぇ。
てまりと違ってナイルとトトメスの歯は、たまに強めに噛んでくるので撫でていても気が抜けない。
ラムセスも甘えん坊になってはいるものの、ラムセスの場合はかなり本気で噛みついてくることがあるので怖い。
実際、昨日は左の人差し指の先を両方向からプスッと穴を開けられてしまった。当然出血。痛い(涙)
その点、てまりは発情期でも何でもないのに尻尾フリフリ、お腹丸見え。撫でられるのが大好きな様子。
まだ1歳に満たないベビーだからだろうか。このフェネックが発情期になったらどんな変化が見られるのかな。
もっと甘ったれになるのか、それとも冷たくなってしまうのか。フェネックにもそれぞれの性格があるから面白い。
そういえば、今年はトトメスがやたらと甘えてくる。
今までは♀のナイルだけが発情期~交尾~出産の間に人懐っこくなる一方で、
♂のトトメスはそんな甘えてこなかったような記憶があるのに。今年はすごい。
ナイルよりもアピールしてくる。
雌のナイルの膣は普段よりはまだ大きい。トトメスの睾丸もまだピンクで普段より大きい。
交尾が終わってもしばらくは発情期の象徴とも言える状態が保たれるらしい。
ナイルのおっぱいが普段より少しだけ大きくなったのが触ったときにわかる。

<2014年4月30日(水曜日)>
ナイル、トトメス、ラムセス、てまり。パピルスを除いて全員が甘ったれモード。
パピルスも少し寄ってくるようになった。
ナイルのお腹を触るとおっぱい4つが確認できる。
フェネックの乳首の数って何個が普通なんだろう?ナイルは4つしかない。
ということは、ナイルは4匹以上の子供を産まない(産めない?)体の仕組みになっているのかも知れない。

<2014年5月9日(金曜日)>
甘ったれのママフェネックのナイル。ベタ慣れフェネックとはこのことだ。
お腹は少し大きくなってきたかなぁ程度で、妊婦フェネックにはまだ見えない。
出産1週間前くらいからドカッと腹が出てくると思うのでまだまだ普通の体型かな。
しかし体を持ち上げると。。。重いっ。ずしっとした重み。本人も体が重く感じられるらしく、動きがやや鈍い。

<2014年5月20日(火曜日)>
ナイルのお腹は目立つようになった。普段はポツポツとしていて、手で触ってようやくわかる乳首の位置。
しかしもう乳首がふくらんできているため、お腹を見るとすぐに乳首がわかるほどになった。
今年はいつもより食事の量を増やした。
ヨーグルトとハニーワーム、野菜や果物も朝晩のどちらかの食事に必ず入れるようにした。
甘ったれの伝染で、ラムセスまでもがてまりのように人なつっこくなってきた。
私の気配を察すると尻尾をぶんぶん振ってお腹を見せて撫でて撫でてと要求。
この時期は毎晩、1匹あたり5分は撫で続けてやらないといけないので、
寝る前の20分はずぅーっとフェネックの体を撫で続けることになる。
人慣れしたフェネックはありがたいけれど、飼い主も大変になる(苦笑)。

<2014年5月22日(木曜日)>

ナイルは子宮が膀胱を圧迫するらしく、尿の回数が増えた。これは人間の妊婦さんの臨月と同じ症状。
出産まであと1週間。ナイル、がんばってる。

<2014年5月26日(月曜日)>
フェネックの出産予定日が近づくと飼い主も落ち着かず、気を張り続けなくてはいけないので疲れ気味になる。
ナイルのおっぱいの1個1個の周辺がまるで脱毛したように毛がなくなりピンク色に見える。
これはたぶん母乳が出始めて周辺の毛が濡れて寝たような状態になるから。。。かな。
ナイルの体はずっしり重い。何匹いるかなー。1匹でもいいからちゃんと生まれてちゃんと育ってほしいな。
父フェネックのトトメスは、この時期1人で勝手に痩せる。ご飯は食べているのにどんどん痩せていく。
トトメスも気づかれをおこしているのかも知れない。
そしてベビーが生まれると父フェネックはなぜかもっと痩せる。
赤ちゃんフェネックが生後1か月を超える頃には、トトメスはいつもガリガリ状態になる。なんでだろう。
☆おしまい☆

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