? きつめのきつね・フェネックの赤ちゃん成長記録2016年・6日目
2016年7月19日・6日目
今日でイロハを失うかと思っていました。

1時間おきに授乳しながらもそれに失敗していたなかで
夕方に気づいたことがあります。

押してダメなら引いてみろ。
引いてダメなら押してみろ。

それともう1つ。

下手なミルクも少しは胃袋へ。
汚れるのを恐れるな。
飲まないのを恐れるな。
突っ込め。とにかく突っ込め。

誤嚥させた恐れがあり、非常にびくびくしながら
腫れものに触るようにイロハにミルクを与えていました。

恐る恐る、引き気味に与えてダメならもうガンガン与えちゃえ。
沢山与えれば、そのうちの3分の1でも胃の中に送り込めるはず。

考えを変えて、恐れることなくミルクをイロハの口に押し込みます。

そうそう。1週間の壁を超えることが危ぶまれているので
子ぎつね赤ちゃんに本日名前を付けました。

いろは

本当は平仮名にしたいのですが、平仮名だとサイト上は読みづらくなるので

イロハ

カタカナにしました。

1時間おきにミルク。
与える前と与えた後に体重測定。
目標は、ミルク後の体重を次に測る時までキープできていること。

56g→57g→56g→57g

これをずっと繰り返しました。

そしてついに16:20の哺乳で、57gをキープしていました。
さらにはこの時点でミルクを自分で飲む姿勢が見られました。

絶対に希望はある。

そう信じることができたのは、イロハの力が強かったから。
ミルクを嫌がる「あんよバタバタ」の力が、
2014年の次郎のときとは大違いだったから。

希望が見えない状態とは、手足をだらんとして
ミルクを口に入れても飲み込む力もない姿です。次郎がそうでした。

反してイロハは両手両足をバタバタさせてミルクを嫌がるのです。
その力たるや、何度も哺乳を中断してイロハの体勢を整える必要が出るくらいです。

いける。
イロハは絶対に持ち直せる。

そう信じて哺乳を続けました。

18:20。ようやくイロハがうんPをしてくれました。
しかもしかも茶色が混じっています(感涙)
腸の調子が元に戻っている証拠です。

20:30。
まだまだ体重は57g→58gですが、
イロハはますます手足をバタバタさせると同時に
シリンジで押し込んだミルクも飲むようになりました。

イロハはのど越しを大事にするフェネックベビー。
どろっとしたミルクではなく、さらっとしたミルク濃度を心がけます。

最初の1口2口は飲み込むので、3口目を入れたあとでシリンジを口から離します。
当然ミルクが口からこぼれるのですが、それは良しとして次のミルクへと備えます。
こぼれるミルクは気にしません。
下手な鉄砲、数あちゃ当たる。
下手なミルクだって量があれば胃袋に送り込むことができます。

21:00。
寝る前に無謀ではありますが、栄養ドリンクを飲み干します。
今宵も1時間おきにイロハに付き合いましょう。