| きつめのきつね(HOME) → フェネックの事故 | |||||||||||||||||||||||||
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| フェネックに限らず、飼い主の不注意でペットを危険にさらすことがあります。 まさか私がそんなことをしてしまうなんて。 まだ生後2ヶ月のラムセスの両目の側面を幅5cmの引き戸で思い切りはさんでしまったのは 2012年7月7日の夜8時のことでした。 引き戸の滑りが悪く、力を入れて思い切り扉を閉めたところへちょうどラムセスが通りました。 次の瞬間、ラムセスの小さな頭が挟まった瞬間を見ました。 ラムセスは口を開け、小さくきゃぁと鳴きました。 私は叫び声をあげ、「ラムセス!ラムセス!ラム、ラム、ラム!!!!!」 |
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| 「どうした?どうした??」 夫にラムセスを見せ 「ドアに挟んだ。私がラムセスをドアに挟んだ!! 病院!!病院!!!病院!!!!!」 夫はラムセスを受け取り、静かに言いました。 「落ち着きなさい。まずは着替えて用意して。」 ラムセスの口は開いたまま。 少量の唾液が出て、呼吸が荒い状態でした。 嘔吐はなし。痙攣なし。体の突っ張りは見られず。 私は「どうしよう、どうしよう、どうしよう」という状態の中、 着替えて支度をし、病院に電話すること2軒。 2軒とも断られました。 「フェネックを診られる獣医師がいない」 という理由でした。 |
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| 3軒目は開院が夜の9時。電話をしても留守番電話。 もうダメモトで飛び込むしかないと思い、 ラムセスを抱きかかえて車を走らせました。 車の中でもラムセスの状態は良くありません。 呼吸が荒くなり、口は開けたまま、きゅぅきゅぅ鳴き続けます。 鼻と肺からごぼごぼと音が聞こえました。 ラムセスの名前を呼び続けること20分。 病院に着き、開院を待って 「先生、お願いします。診てください!」 診察台に乗せたラムセスを見てほんの少しだけ安堵したこと。 それは、人間が大好きなラムセスが 獣医師を見て尻尾を1回だけ振ったことでした。 |
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| 【1軒目での診察内容】 ・目の動き → 正常。ちゃんと目で動体を追っている。 ・心音および肺の音 → 正常。 脳挫傷を疑ったが、意識がありふらつきはあるものの 自立歩行をしようとしているため脳挫傷とは診断せず。 【処置】 プレドニゾロン(ステロイド)を注射。 ・何のためのステロイド? → 脳が揺さぶられているので、その膨張を抑えるもの。 ・生後2ヶ月のフェネックにステロイドを投与して大丈夫? → 問題ない。むしろこの場合は投与したほうがいい。 |
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| 帰りの車内では、ラムセスの呼吸が 少しだけ落ち着いたように見えました。 <<以下、明け方までのメモです>> 抱っこで様子を見ると、 くっと頭を上にあげたり、きゅぅーと鳴いて体勢を変える。 その時間をメモした。 23:00, 23:02, 23:04, 23:05, 23:06 あまりに頻度が多いので、腕から離してベッドで寝かせる。 23:25 起き上がる。歩き出そうとする。 水をシリンジで舌が湿る程度に与える。 座ったまま、上半身がふらふらと左右に揺れる。 2軒目の夜間も開いている動物病院に電話。 「安静にしておくこと。」とのこと。 |
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| 23:50 目が普通に開き始めたがまだ呼吸は荒い。水をシリンジで与える。 お座りすると左右に頭が揺れる。 23:59 呼吸がおとなしくなってきた。 が、動いたのでまた早くなってしまった。 動く直前には呼吸がおとなしくなる。おとなしくなるので 「良くなったのかな」と思うとすぐに体勢を変えるので呼吸が速くなる。 0:01, 0:04, 0:09. 0:14 0:28 水を与える。目がはっきりしてきた。 0:29 立ち上がって向きを2回変える。 0:37 しきりに鳴く。霊気を当てると左後ろ足にあたった左手中指が熱い。 0:39 同じく0:39に頭がぐっと動く。発作? 午前1時から4時40分まで、30分おきにきゅるきゅる鳴いて体勢を変える。 4時40分 お座りをすると上半身が左右に揺れる。呼吸が、頭をぶつけた直後と変わらなくなる。 先ほど電話をした2軒目の病院に再度電話をし、受け入れの許可を得る。 午前5時半、診察開始。 |
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| 【2軒目の診察内容:触診およびレントゲン検査】 呼吸が荒い原因がわかった、とのこと。 肺内で出血し、多量の血が溜まっている。 通常は黒く見える肺が、真っ白である。 膀胱に尿が溜まっているから、膀胱破裂の恐れはなし。 他の内臓ダメージはレントゲンでは不明。 もし肺以外の器官からの出血の場合は、 ぶつけたときにもっと外に血が吹き出るはず。 その出血が見られなかったということは肺以外の出血は考えられず。 1軒目では認められなかった肺内出血ではあるが それは肺内の傷口から時間をかけて徐々に出血したため。 ・生後2ヶ月のキツネにとって、この出血量は? → 相当なものである。あまり良い状態とは言えない。 朝6時10分、止血剤を2本注射。 |
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| 帰宅して胸に抱いて様子を見ていると、呼吸が少し落ち着いたように見えました。 朝10時の開院前にかかりつけの病院に行き、9時45分に診察開始。 【かかりつけの病院の診断】 レントゲン写真を見る限り、肺に血液が溜まっているようには見えない。 確かに肺が白く写っているが、頭をぶつけたときのショックによるものだと思われる。 1軒目のプレドニゾロンは、脳にダメージを受けてショック状態になっていたので投与して正解である。 2軒目の止血剤2本についても、炎症を止める効果があるので問題ない。 目の動きや舌の色にも問題は見られず。 様子見のため、病院で夕方までラムセスを預かってもらうことにしました。 夜6時すぎに迎えに行くと、先生にシッポを振って元気な様子のラムセス。ほっとしながら連れて帰りました。 |
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| 朝、パピルスと遊ばせました。 普段の元気の80%程度の元気さという感じ。 どうしても不安が消えません。 かかりつけの獣医さんはお休み。そのため4軒目の病院へ。 【4軒目の診断】 脳震盪をおこしたのであろう。 今見る限りは全く問題はない。 下痢止めの整腸剤を処方する。 帰宅してまたパピルスと会わせると、 それはそれは元気に飛び跳ねて遊び始めました。 こうしてようやく私の中の不安も払拭されたのでした。 |
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| 土曜日の夜8時から、月曜日のお昼まで、もう気が気じゃありませんでした。 睡眠時間も貯金も削りました(笑) 自分の不注意でラムセスに痛い思いをさせてしまい、本当にかわいそうなことをしました。 ほんの一瞬の注意力散漫が、こんな結果を招いてしまったのです。 深く深く反省いたしました。。。 |
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