きつめのきつね(HOME) → フェネックのワクチン
フェネックは犬科の動物です。
犬がかかる病気にフェネックもかかる、と考えてよいでしょう。

防げる感染症はワクチンで防ぎたい。

しかし飼い主によってはあえてワクチンを打たない人もいます。

私の周りにも、以前ジステンパーワクチンをフェネックに打ち
そのワクチンによって
実際にフェネックがジステンパーにかかってしまい
それはそれは悲しい思いをした飼い主がいます。

もちろん、その飼い主はその後
フェネックにワクチンは二度と打たないと心に決めています。

そもそも犬に打つワクチンをフェネックに打つ意味があるのか
ワクチンの効果を疑問視する飼い主もいます。
効果もわからないのに
あえて病原菌を体に入れる必要はない。
その飼い主もワクチンを打ちません。
フェネックベビーのワクチン接種について
獣医さんに相談しました。

フェネックの診察経験が少ない獣医さんなので
「犬を例にすると」という前提でお話いただきました。

ブリーダーはとにかく早くワクチンを接種します。
一般家庭より多くの動物を抱えるブリーダーにとって
1匹が感染症にかかると全部に感染するというリスクがあります。
そのリスクを回避するために
生後28日で打てるワクチンを選んで打ちます。

できる限り早めのワクチンを。

ワクチン製薬会社が推奨する月齢に達していなくても
ワクチンによる副作用を追及しないという誓約のもと
早めの摂取をするブリーダーもいます。

また、母親の免疫が生後何日まで持つのか。
これもわかりません。
母親からもらった免疫が体に残っている間は
ワクチンを打ってもあまり意味がありません。

意味がなくても感染リスクを重視し
早めにワクチンを接種させるブリーダーもいます。

これらを「捨てワク」と言います。
ワクチン接種は法的義務はありませんので
飼い主の意向が100%影響します。

私はどうしよう。

ワクチンで防げる犬の感染症は主に以下の7つ。

犬ジステンパー
犬伝染性肝炎(アデノ1型)
アデノウィルス2型
パラインフルエンザ
パルボウィルス
レプトスピラ
コロナウィルス

この中でジステンパーとパルボウィルスの致死率は高く
特に子犬がこれらに感染するとあっという間に死んでしまいます。

パルボウィルスは接触・飛沫の両方で感染し
保菌者の体から離れた後も、菌は半年でも2年でも生存し
次の感染対象にうつっていきます。
冒頭にも書いたように、フェネックは犬科の動物です。

では犬科のキツネに感染する可能性が
既に判明している病気はどれでしょうか。

犬伝染性肝炎(アデノ1型)
アデノウィルス2型

この2つの感染症は
キツネが保菌者になり得ることがわかっています。

次に、犬に限定しない犬科の動物がかかる病気として

犬ジステンパー

が挙げられます。

この3つ以外の感染症、すなわち

パラインフルエンザ
パルボウィルス
レプトスピラ
コロナウィルス

この4つの感染症は犬がかかる病気とされており
キツネへの感染は明言されていません。
ものすごーく迷いました。

すべての感染症リスクを回避するために
7種混合ワクチンを打つべきか

病原菌を何種類も体に入れるリスクを回避するために
3種混合ワクチンだけを打つべきか。

打つのであればその時期をどうするか。

飼い主の決断を下さなくてはいけません。

考えあぐね、今回(2012年5月生まれ)の赤ちゃんには

・生後7週までワクチンは打たない。
・生後7週に3種混合ワクチンを打つ。

まずはこの2つを決めました。

その後のワクチンはこれからまた考えていきます。
☆おしまい☆

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