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2020年5月6日(水曜日)くもり
届かない。届かない。
待てど暮らせど届かない。
アベノマスクが届かない。
仕方がないので
ベツノマスクで対応中。
子供用のマスクです。
私のおっきな顔に
小さなマスクが張り付いて
なーんかアヒルの口みたい。
アヒル口のマスクでも手作りしてみようっと。
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2020年5月15日(金曜日)くもり
「ああ、重かった。」
夕方の散歩から帰った母が、玄関にどさっとビニール袋を置きました。
中身を見ると、山ほどのスナップエンドウが見えました。
「もらったの。」
誰に?
「知らない人。そこをずっとまっすぐ行った突き当りの畑の人。」
またかい。
母はよく知らない人からもらいものをします。
「もらってくれないか、って、
軽トラックに積んでいたこれを渡してくれたの。
買いますのでお値段を教えてくださいって言ったんだけど、
沢山とれすぎちゃって困っていたからもらってくれれば
有難いって言って、お金を受け取ってくれなかったの。」
数か月前は、やはり同じく夕方の散歩の時に
どこかの家の庭で家庭菜園をしていた人から、
菜っ葉を山ほどもらって来ました。
だいぶ前には、台風で地面に落ちた茄子を拾っていかないか、と
畑から声をかけられ
リュックに入りきらないほどの茄子を背負って帰ってきました。
母の何がそうさせるのか。なぜ人は母に物をくれるのか。
ん?待てよ?
そう言えば、私も会社のそばの団地の人から白メダカをもらって
帰宅したことがあったぞ。
昼休みにふらりと散歩をしていて、
職場に戻った時にはなぜか手にメダカの入った袋を持っていたぞ。
ゲームセンターでぼんやりとメダルゲームをしていたら、
「これ、もらって。」と、知らないおばさんから
山盛りのメダルが入ったカップを渡されたこともあったぞ。
子供はと言えば、保育園時代には電車で会う名も知らぬおじさんに
本や図書券をプレゼントされたし、
バスで会う名も知らぬおばさんから
「孫のおさがりだけど、もらって。」と服を渡され
バス停で会うおじさんにはクリスマスに図鑑をもらい
駅の改札で会うおばさんには、
毎朝なぜかスマホでポケモンGOをやらせてもらっていたっけ。
この家の人間には変な血が流れているようです。
『物もらいの血』と名付けよう。
2020年5月17日(日曜日)晴れ
ずっと家にいるため、DVDのレンタル回数が増えました。
インターネットで評判の良い映画を探す中で、
これは観たい!絶対観てみたい!と思った映画のDVDを
レンタル店で探していました。
カ行だわ。
小さくつぶやき、アイウエオ順に並んだDVDの
タイトルを辿って行きます。
あった、これだ。
DVDに伸ばした手が止まります。
か、か、借りられてるぅ(涙)
やはりみんな考えることは同じです。
評判の良い映画はみんな観たいものです。
観たかった。。。
レンタル店に来た時点で、
既に気持ちはお目当てのDVDを観る気マンマン。
今更違う映画なんか選べません。
まるで「お寿司食べるぞ」と決めて出かけたら
美味しいお寿司屋さんは定休日で、その店の周りには
中華料理やらインド料理やらがあるだけで
お寿司屋さんが一軒も見当たらない時の気分と同じです。
お寿司を食べるつもりでいた場合、
急きょ中華料理を食べなさいと言われても
なかなか気持ちが決まりません。
きれいに陳列されたDVDをぼんやりと眺めながら
他に観たいものなんかない、とぶすったれていたときのことです。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」
静かな店内で、突然激しい息遣いが聞こえてきました。
最近はジョギングする人が増えました。
おりしも夕方の、ちょうど散歩やランニングを楽しむ人が
増えていた時間でした。
ジョギングついでにDVDを借りに来たんだな、きっと。
そして思ったこと。
嫌だなぁ。
今は武漢ウイルス騒ぎの真っただ中。
コロナコロナの毎日で、緊急事態宣言も発令されています。
激しい息づかいは、それだけウイルスを撒き散らす恐れがあります。
ハァハァおじさんが、
その息づかいからこちらに近づいているのがわかります。
しかもハァハァ言っているだけではありません。
「7と8、7と8。7と8だ。」
独り言にしてはかなり大きな声でつぶやきながら
私がいる列の向かいの列に立ち止まりました。
少なくともマスクくらいしているんでしょうね。
確認したくなり、DVDのケースと上棚の隙間10cmから
ハァハァおじさんの顔を確認。
マスクはちゃんと付けていました。
「7と8だ。たぶん6は観た。だから7と8だ。」
どうやら連続テレビドラマでも観ていたのでしょう。
続きのDVDを借りに来たのはいいけれど
借りる巻数を忘れないよう、数字をつぶやいていたようです。
かなり大声で。
「7と8、7と8、7,7,7.。。」
おじさんの声が何かの呪文のように聞こえ始めていた時、突然
「うおっ」
という声と共に、
ハァハァおじさんが10cmの隙間から消えました。
え、なに?どうしたの?
反射的に私はしゃがみました。
下側の隙間10cm越しに、ハァハァおじさんの姿が見えました。
おじさんはうずくまっていました。
心臓発作か何か?大丈夫?
そう思っていると、ジョギングして入店してから時間が経ち
呼吸も安定していたおじさんがつぶやきました。
「。。。ない。。。借りられちまっている。。。」
たぶん「7」が誰かに借りられているのでしょう。
心配して損した。しゃがんでいた私は元通り立ち上がりました。
まだ私の目線の隙間にはおじさんの姿はありません。
耳を澄ますと、
「ない。。。」
この世の終わりのような声が下の方から聞こえてきました。
うん。おじさん、すごくよくわかる。
気持ちは「7と8」だったんだもんね。
今更別のDVDなんか観られないよね。
ましてや7を飛ばして8なんか手を出せないよね。
今すぐもう一度しゃがんで、10cmの隙間越しに
おじさんと敗者の悲しみを分かち合おうと思いましたが、
何となく興味を持ったDVDを見つけることができたので
同士のおじさんを背後に捨てて、私はレジへと向かったのであります。
2020年5月19日(火曜日)雨時々くもり
またやってしまいました。
過去の日記にも何度か書いており
もはやこれで全部かわからないのですが、
・新しい家に住んで10年だか15年後に
廊下の突き当りに扉を発見。開けたら収納倉庫だった。
・机を使用して1年後に引き出しがあることを発見。
・ケージのトレイが引き出せることを、
購入後1年経ってから発見。
今回の発見は
8年くらい使っているデスクトップPCにまつわるもので、
なんと、SDカードの挿入口がPC本体についていることを
発見しました。
ずっとSDカードリーダーを使用しており、
リーダーの調子が悪くなったので2年前に新しいリーダーを購入。
SDカードを使う際にはカードリーダーに差し込んで
そのリーダーのUSBケーブルを本体に挿入していました。
他に外付けのHDDも使っているのですが、
今回そのHDDの動きが怪しくなり、
USBコネクタの接続を確認するため
PCのUSB差込口をじぃーっと見つめました。
USB差込口をじぃーっと見つめているうちに
ん?
USBの差込口よりも薄くて細長い
別の何かの差込口を見つけました。
『SD MS xD』
って書いてあります。
あれ。。。?SDって。。。どゆこと?
恐る恐る手持ちのSDカードを、
その薄長く得体のしれない差込口に入れます。
入った。。。
SDカードはいとも簡単にその口から飲み込まれていきました。
PCがツツツツツとカードを読み込み始め
はいどうぞ、と言わんばかりにカードの中身を
デスクトップにドーンと表示しました。
私のPCには、
別売りのSDカードリーダーなんて不要だったようです。
「見くびらないでよね。」と言わんばかりのPCの表情に
失礼しました、と思わず口に出してしまいました。

2020年5月20日(水曜日)くもり
いつも叱ってばかりの子供なのですが
褒められる要素もありました。
1年間でこなした問題集の数です。
全部やりきりました。
今までは単なる「読書」で済んでいたものが、
小学校に上がり
「文章を読んで問題を解く」という概念に
移行するところからのスタートでした。
そのため、とにかく多くの問題に触れさせるべく
片っ端から問題集を解かせてみました。
私の子供は天才でも何でもありません。
「ハイレベ100」と「トップクラス」には
かなり苦戦しましたが、
それでも何とか最後まで解ききりました。
時に子供が鉛筆を投げ飛ばし
時に私が怒鳴りつけ
時に母が「うちの孫は天才だ」と勘違いし。
親子で泣いて怒って笑って。
これらの問題集には、私と母と子供の
それこそ「日常」が詰まっています。
息子よ、がんばったね。