よろしければどうぞ。前のページ(1月) 次のページ(3月)
よろしければどうぞ。前のページ(1月) 次のページ(3月)
20201年2月4日(木曜日)晴れ

長らく在宅勤務を楽しんだ後に
いきなり週に3回も出社すると体にこたえるなぁ、と
甘ったれた心と怠けた体に自省しつつも
やっぱり在宅勤務は素晴らしいと改めて思うのであります。

今週はどうしても社内でしか出来ない作業があったので出社しましたが、
家からできることは家からやればいいのです。

私にとって家で働くということは
精神的にとても落ち着けて、通勤でそぎ落とされる体力も温存出来て
心身ともに最適な自分を保てることがわかりました。

何と言っても、お昼の1時間と、勤務時間中のチョコチョコ隙間時間に
・布団が干せて取り込める
・洗濯機がまわせる
・掃除機がかけられる
・片づけができる

これらに加えて、
・子供に「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」が言える
・キツネ達を好きな時に撫でられる

これは大きいです。

さらに「1時間クッキング」と称して
お昼休みの1時間に、どれだけ手の込んだお昼御飯が作って食べ終えるか。
なかなか楽しい挑戦で、トマト缶から本格的なミートソースや
圧力鍋を使ってスパイスの効いたカレーやら。

在宅勤務、サイコー♪
20201年2月5日(金曜日)晴れ

家にいると、外の様子がよくわかります。
天気はもちろんですが、風の強弱に加えて
ご近所さんの様子も目に入るようになりました。

特に風については、今までは職場にいたのであまり気づかなかったのですが
日々こんなに風が強かったり弱かったりと変わるものとは意外です。

雨戸がガタガタ鳴るくらい強風の日に
お昼休みにテレビのBSチャンネルで
マイケルジャクソンのライブの様子が映っていました。
動き1つ1つが美しいなぁ。きっと努力してこのキレを手に入れたんだろう
なぁ。
そんな思いで画面を観ていました。

番組が終わり、台所の窓越しに向かいの家のベランダが見えました。
そのお家は、風の強弱は全く気にせず洗濯物を干します。
服がちぎれちゃうんじゃないかと思うような強風の日でも
いつもと変わらない量の洗濯物がベランダに並びます。

その日も例に漏れず。
ものすごい風に、長袖の服たちが袖をあっちにピーン、こっちにピーン。

なんてキレのある動きなのでしょう。
しかも皆さん寸分の狂いもなく踊りがそろっています。
洗濯物ちゃん達を観ながら、
私の頭ではマイケルジャクソンの『スリラー』が流れました。
2021年2月17日(水曜日)晴れ 風強し

「限界まで直してもらったわ。」

子供と散歩に出かけた母が、
いつもより遅めの時間に帰宅しました。

玄関先に立てかけたスティックには
何やら細工がしてありました。

母が2年ほど前に親族から贈られた
2本のスティック。
このスティックを使うと歩くのが楽なのだとか。

母の話によると、散歩中にスティックが折れたのだそうです。

「ちょうど目の前に、帰り支度をしていた大工さんがいたの。」

。。。またやったな。
母の話を聞きながら、その先の展開が容易に想像できました。

「車から工具を色々と出して直してくれたのよ。
 『もうこれが限界です』って、あの状態まで杖を戻してくれたの。」

母の蜘蛛の糸に引っかかった大工さんはこれで何人目でしょう。

ペンキ塗りのついでに傘立ても塗ってもらう
絨毯が重くて干せないから、と干してもらう
ビンの蓋がかたくて開かないからと開けてもらう

しかも全員、我が家が雇った大工さんではなく
隣近所に仕事に来た大工さんです。

そうだ。大工さんじゃなくて宅配便のお兄ちゃんも被害に遭っていました。

机の位置がずれて斜めになったちょうどその時、家のチャイムがピンポーン♪
玄関のドアを開けて、そこに立っていたヤマト運輸のお兄ちゃんを
手招きして居間に呼び込み、机を持ち上げて位置を調整してもらったそうです。

今回も、杖が折れた母の近くにいた大工さんは
見事に母の蜘蛛の糸に引っかかり
ずるずると引きずられて杖を直すことになってしまいました。

「30分くらい頑張ってくれていたわ。助かったわ。」

お茶を飲みながら一息つく母。

きっと今日の大工さんも、
今頃はビールでも飲みながらため息をついていることでしょう。
2021年2月18日(木曜日)晴れ 今日も時々風強し

お買い物ごっこを楽しみ始めた子供。

私が部屋の片づけにいそしんでいると、
「いらっしゃいませー。」という声がしました。
振り向くと、何やら色々と抱えた子供が立っていました。

「お買い物をしませんか。いいものがいっぱいですよ。」

どう見てもゴミくずとしか思えない物ばかりで
例えままごとでも買うのがためらわれました。

「どれにしますか。」

期待を込めた目で見てくる子供に応えるべく、
私は使いかけの消しゴムを手にしました。

これをください。おいくらですか。

すると子供は電卓を手にしてパチパチとたたき

「こちらでございます。」

0がいっぱい並んだ数字が目に入りました。

消しゴムに1000万円払えというのです。
まるでヤクザの闇取引ではありませんか。

高すぎる、と文句を言うと
子供はまた電卓を弾いてから

「じゃあこれならいかがですか。」

子供が差し出した電卓をのぞき込むと
『10』という数字がちんまりと見えました。
あっという間に、1000万円が10円に値引きされました。

怪しい。怪しすぎる販売方法です。

10円なら、とお金を支払ったふりをしたところ

「本物をください」

と、真顔で子供に言われました。
仕方なく、片付けの途中で出てきた10円で
渋々と会計を済ませました。

10円玉を握りしめ、子供はいそいそと品物を全部抱えて
私の母のところに向かって行きました。
母にも変な物を売りつけるに違いありません。

実の息子から押し売りに遭うとは思いませんでした。
2021年2月19日(金曜日)晴れ

在宅勤務が続いているので
自室で作業をしておりますと、また例の声が聞こえてきました。

「いらっしゃいませー。」

学校から帰った子供が階段を上がり
私の部屋へと向かう足音がします。

来-るぅー♪きっと来るぅ♪きっと来るぅ♪

そして部屋の扉が開き、

「いらしゃいませぇー。」

子供が品物を抱えて入ってきました。

いらっしゃったのは貴方のほうです。。。

仕事中なので、
早いところ部屋から出て行ってもらいたい私としては
背に腹は代えられぬ思いでまた子供に10円を支払いました。

このまま行くと、
将来は本当の息子からオレオレ詐欺に遭うかも知れません。
2021年2月

最近息子が「お店屋さんごっこ」にハマり出しました。

『コヒー500円 ブラック(ミルク)ホットアイス』

手書きのメニューを見せて
「どれにしますか。」

コーヒーがコヒーになっている。
しかしそこは変に突っ込まず、ブラックのホットコーヒーを注文。

「500円になります。」

小さな手を差し出してきました。

金取るんかい。

「だってお店ですよ。」と、息子。

高いから要らない。と、私。

「仕方ないですね。それじゃ10円にしておきます。」と、息子。

わかりました。はい、10円。と、
何もない手を息子の手に重ねました。だっておままごとだもん。

すると息子は怪訝そうな顔をして
「お客さん、困ります。本物のお金でお願いします。」

何が何でも金取るんかい。

私がいつ財布に手を伸ばすかをチラチラ確認しながら
息子は台所でコーヒーを淹れ始めました。

そこに母がやってきたので、
息子にコーヒーを提供してもらうことを話すと

「私もさっき御馳走になったわ。100円払ったけど。」

なんだと。

「1杯1000円っていうから、
 高いと文句を言ったら100円にしてくれた。」

こういう商売があったような気がします。
最初に高い金額をふっかけておいて、
次に金額を大きく下げることで相手に「安い」と思わせる商法です。

低学年でそんな阿漕な商売を始めるとは。将来が怖いぞ、息子。