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| 横浜保護フェレット | ||||||||||||||||||||
| ピンポーン。 家のチャイムが鳴ったのは5月12日(木曜日)の夜9時近く。 なんじゃらほい。 ドアを開けるとお隣のにーちゃんが立っていました。 「あのー、突然なんですけどー。 フェレットを拾いました。」 そりゃ突然でしょう。予告があったらすごいです。 隣のにーちゃんが差し出した小さなダンボール箱を覗き込むと 小柄なセーブルカラーのフェレットがカリカリとエサを食べていました。 これだけ元気なら大丈夫かな。 保護期間が終わったら里親さん見つけられるかも。 安易に考えた私は、隣のにーちゃんの思惑通りに フェレット入りダンボール箱を気楽に受け取ってしまいました。 フェレット用品は確かに山ほどある我が家ですが、 れの字のものはれの字だけのものなので、他のフェレットには使えません。 以前、屋外飼育フェレットを保護した際に善意ある方からいただいた 数々の物品がここにきてまた活躍し始めました。 ケージ、ハンモック、トイレ。ありがたやありがたや。 エサはれの字が残してくれた山ほどのフェレットフードがあるので とりあえずは大丈夫そうです。 |
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マーシャル、EXE、トータリー。 最初はマーシャルを食べてくれたのですが、 トータリーをケージに入れてあげた途端にそれに食らいつき、 その後はカリカリとトータリーだけを選んで食べていました。 おトイレも色形の良いものをしてくれています。 気になったのは体型と頭。 毛がきれいに生えているので「ちょい痩せ」程度に見えますが 実際触ってみるとガリガリ。 こりゃ放浪期間は2週間以上でしょう。 加えて頭にガムだか泥だかが固まったように 毛と絡み合ってこびりついています。 まるでヘアスプレーでがちがちに固めた髪の毛のよう。 落ち着いたらシャンプーしようかしら。 じぃーっとこちらを見る癖のあるフェレットです。 目と目を合わせて10秒以上経過することができる、 まるで人の心を読んでいるかのようなフェレットです。 |
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5月13日(金曜日) ものすごく、とは言えませんが、まぁまぁの食欲です。 相変わらずトータリーがお好きのようです。 週末に写真を撮ることにしましょう。 膝に乗っけてみました。 大人しく丸まって見たり、膝の上から周囲を眺めてみたり。 とてもおとなしくて可愛らしいです。 こんな様子を見ると飼い主に虐待されているとは思えません。 むしろ大事に育てられてきたのではないでしょうか。 探しているだろうなぁ。 2つの警察署に連絡しましたが、 フェレットを探している人はいないそうです。 週末に動物病院に連れて行きます。 カチカチに固まった頭の洗い方を聞いてこようと思うのです。 |
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5月14日(土曜日) ぎょっとしました。 カチカチ頭から黄色っぽい粘着性の液体が見えたのです。 ウミだ。 すぐにフェレットをカゴに入れて動物病院へ。 フェレットの頭部を見た瞬間、先生の顔色が変わりました。 「レントゲンを撮りましょう。」 待つこと15分。 再度診察室に入るとフェレットを持った先生が。 「こんな状態になっていました。」 先生に見とれていた私が、フェレットに視点を合わせると そこには穴だらけの頭がありました。 穴っ 。。。 穴?! |
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頭蓋骨にヒビが入り、頭部の皮膚が壊死して穴がボコボコあき、そこからウミがぐじゅぐじゅと出て 頭の毛をかちこちに固めていたのです。 大小の穴から白い頭蓋骨が肉眼で確認できました。 皮膚が動くたびに下側の頭蓋骨が動いたように見え、汁が穴の外側に溢れるのです。 痛くないのですか。 カリカリも普通に食べていたフェレットと、この頭部の異様な様子があまりにも不釣合いです。 「痛みは麻痺しているのでしょう。」 という先生のお答え。 頭蓋骨にヒビが入った瞬間、どれだけ痛かったことでしょう。 その痛みを感じる神経が麻痺してしまうほど、長い間そのすさまじい痛みに耐えていたのでしょう。 今後の治療としては、 ・頭部を包帯で巻いて乾燥を防ぎます。 ・抗生物質を大量投与します。 ・とにかく太らせて抵抗力をつけさせます。 リスクとしては ・頭部の皮膚は他の部位と異なり、余っている部分が少ない。よって再生率が低い。 ・傷口に細菌が入り込んで感染症を引きおこす可能性がある。 ・体力が持たずにそのまま。。。ということもある。 いったいどこでどうして頭蓋骨にヒビが入ったのでしょうか。 普通にちょこちょこ歩いていて、そんな危険がどこにあるでしょうか。 車に轢かれたのでしょうか。高いところから落下したのでしょうか。 どちらにしても、その傷を負った時点でもしかしたら死んでいたかも知れない。 そこで一命を取り留めていたとしても、その後でさまよいながら死んでいたかも知れない。 こんな状態だけど、隣のにーちゃんに発見されて病院で治療を受けることができているのだから ここで死んじゃうなんてあまり考えられないです。 ここまでの強運の持ち主なのだから、きっと生き延びてくれるはず。 助かります、きっと。 (2011年5月14日) |
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