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2013年9月1日(日曜日) 晴れ あっちぃ。 防災の日

3秒差。

子供が泣くタイミングに3秒の差があることに気づきました。

あまり意味もなく泣くほうではないのですが
それでも子供なのでやはり泣きます。

抱っこして家の廊下を歩いていたとき
私がバランスをちょっと崩して
柱の角に子供の頭が当たったとき。

1.。。2.。。3 うぇーーーん!

ぶつかってから泣き出すまで3秒。
そしてその3秒の間に、子供の顔が「泣くぞ泣くぞ泣いちゃうぞ」モードに変わります。

さらに一通り息を吐き終えてから

1.。。2.。。大きく息を吸って、3.うぎゃぁーー!!!

なんだか大きなおもちゃみたいで面白いです。
2013年9月3日(火曜日)

また耳の聞こえが悪くなったので
子供を連れて個人クリニックに行きました。
私が聴力検査をしている数分間、
スタッフの人に子供を預かってもらいました。

2回目の受診のとき、先生から言われました。

「次からは子供さんをどこかに預けてから来てもらえませんか。」

聴力検査の間に子供を抱っこしてくれるスタッフの労働力の問題でした。

わかりました。すみませんでした。

そう言って病院を後にしましたが、
聴力よりも精神的にダメージを受けました。
なんだろう。全ては私のわがままなのですが。

仕事が終わって保育所に迎えに行って、
その足で病院に予約した時間で行くともうギリギリ。

もう子供を連れて同じクリニックには通院できません。
しかし子供を誰かに預けてから通院することも時間的にできません。。

新しい病院を探さなくては。
私の診察でも、子供と一緒に行ける病院を探さなくては。

私が悪いのはわかっているので余計に落ち込みます。
2013年9月5日(木曜日)

「この子、様子がおかしいですね。」

職場で声が聞こえました。
目の端っこで、その会話が聞こえた先を見ると
3人の男性が何かを囲んでいました。

田舎なので虫が多く飛んでいるこの職場。

またカブトムシ?
こおろぎ?
それともカマキリ?

「もうダメっすよ、こいつ。」
「まだもうちょっと生かしておきたいんだよな。」
「いやぁ、もう捨てましょうよ。」

なんて可哀相な。。。

ピィー。

ん?

「おっ。動いたっ。」

座った椅子ごとくるりと振り返ると
家庭用のカラープリンターを囲む男性社員の姿が。

そう言えばプリンターの調子が悪いって
この前誰かが言っていたっけ。
お米に混ぜて炊くと良いらしい。
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2013年9月8日(日曜日) くもり一時晴れのちくもりのち雨

心に余裕のある週末は、フェネックを抱いて外を散歩します。
近所の人たちとの良い交流チャンスです。

いつものようにてまりを抱いてぶらぶら公園を横切ろうとしたとき
黒い犬を連れた人と、茶色い小型犬を連れた人が
犬の散歩交流をしているのが見えました。

黒い犬を連れた男性と目があいました。
数秒して、その男性が あっ という表情をして私を指さしました。

「犬のおねえさん!!!!」

歌のおねえさんみたいに言われても。  ん?

あっ。
ゴン太くんのお父さん!

ティーがまだ元気だった頃、毎日のように道で会っていた男性でした。
そのとき、私にはティーが、彼にはゴン太くんがいました。

ティーが死んで散歩に出なくなった私は
彼にもほとんど会わなくなっていました。
あれから5年。
ゴン太くんも亡くなり、彼は2代目のわんこと暮らしていました。
そして私は犬との生活をやめてキツネに転向していました。

公園でしばらく犬話。
とっても懐かしい感覚でした。

また犬飼いたいなぁ。
母キツネのナイル(手前)を
崇拝のまなざしで見つめるてまり(左)
2013年9月10日(火曜日) くもり 

今年生まれたフェネックの赤ちゃんの名前を「てまり」と決めたとき
いつもお世話になっている動物病院に

名前決めました♪

とお知らせしました。

もう守ってあげたいっ と男性なら思っちゃうんじゃないかなぁという
雰囲気の受付のSさん。

『てまり』になりました。

と伝えると、

「『けまり』ちゃん?」

いやいや、蹴らないです。蹴まりは平安時代の遊びです。
いや待てよ?『毛まり』という意味かしら。

Sさんの「けまり?」から数秒間。
私の頭の中では

てまり・蹴まり・毛まり・手毬

漢字がぐるんぐるん飛び交っておりました。

「てまり」です。
ひらがなです。
漢字の『毬』は難しくて書けないので。

そして無事にSさんに、新しい私のペットの名前を
正しく伝えることができたのでありました。
去年、初日から人工保育で育てたラムセス。
見事に野生化してしまい
噛みこそはしないものの
ものすごーくつまらないキツネに育ってしまいました。
2013年9月16日(月曜日) 台風

斜向かいの家が新築工事をしています。
朝から晩まで、大工さんがトントン作業をしています。
毎朝、毎晩。
その道を通るときには大工さんに挨拶をしています。

その工事現場に、朝イチからラストまで必ずいる大工さん。
挨拶すれば笑顔で返してくれる優しそうな男性でした。

外装もほぼほぼ終わり、内装工事に入ったのは
最初に工事が始まってからなんと2か月後。
ずいぶんと時間のかかる家の構築でした。

あの大工のお兄ちゃん、外装工事の担当だったんだね。
最近見かけなくなっちゃったね。

母にそう言うと、

「そうなのよ。本当に気のいい優しいお兄ちゃんだったのに。」

母も見かけると大工さん達に挨拶をしていたようです。

「寂しいわ。ほんと、残念だわ。」

うん。まぁ毎日顔を合わせていた人と会わなくなるのは寂しいよね。

「買い物カートが壊れた時にも直してもらったしねぇ。」

なに?!
嫌な予感。

「絨毯も重たくて干せなかったけど、頼んだら干してくれたしねぇ。」

さらに嫌な予感。

「私が草むしりをしていたら、お昼休みに一緒に手伝ってくれたのよ。」

お母さん。。。その図々しい性格丸出しで
大工のにーちゃんを使いまくったのね。。。
そりゃ工事が普通よりも時間がかかるわけだわ。

「寂しいわ。残念だわ。」

大工のお兄ちゃん、今度仕事をするときには
その近隣に悪気なく大量にボランティアを要求してくる
ばーさんがいるかどうか、確認してから引き受けたほうがいいですよ。
2013年9月18日(水曜日) 晴れ 気持ちいい秋晴れ

この家に越して、まぁ色々と驚くことはありました。
前のオーナーさんが自己流でリフォームしていたため

何に使ったのかわからない穴
扉という扉が全て外されていた
やたら高い位置にある棚(前のオーナーさんは身長180cm)

そして、オーナーさんに関係ないことでも驚きました。
お風呂です。

お風呂にお湯を入れると、しばらくして

「もうすぐ、お風呂が沸きます☆」

と、かわいらしい女の人の声でアナウンスがあります。

もうすぐなんだ。じゃあ着替えを用意しようっと。
着替えを取りに階段を上がりきって2階に着いた途端に

「お風呂が沸きましたっっ☆」

はやっ。

引っ越してから数日後、ついに夫が

「なぁなぁ。このお風呂のお知らせ、早いと思わへんか。」

と聞いてきました。

ええ。確かに。
「もうすぐお風呂が沸きます」とお知らせしてくれてから
「お風呂が沸きました」という最後のアナウンスまで
1分くらいしか時間が空いてないかも。

「もうすぐお風呂が沸きます。」

じゃなくて

「今すぐお風呂が沸きます。」

に変えてくれたらうれしい。もしくは

「お風呂いつ入るの?今でしょ!」

とか。

人間だって変わろうと努力しているのだから
お風呂も少し頑張ってほしいものです。
夏祭りで初めて挑戦したヨーヨー釣り。
人生初の挑戦でした。
2013年9月20日(金曜日) 晴れ

同じ職場の人が突然亡くなってから3週間。
なんとなくみんな胸に何かを抱えながらも
彼が亡くなる前と変わらない雰囲気が戻ってきています。

人が死ぬってこういうことなのですね。

家族にとってはとてつもなく大きな出来事で
1か月経っても1年経っても、悲しみの中で身動きが取れずにいても
世の中は普通に動いています。

その人がいたんだっていう、記憶の置き土産だけ残して
故人はいなくなり、社会は平常へと戻る。

それでいいんだろうけれど。それが普通なんだろうけれど。

私だってあと1年もすれば彼のことは思い出さなくなるでしょう。
ほんのたまに、
「ああそんな人がいたな」って懐かしむくらいになるのかな。

それでいいのでしょう。きっといいのでしょう。

残された者、という言葉をよく聞くけれど
残されたのは私たちじゃない。故人なのだから。
私たちは、故人を残して生きていくのだから。
恐るべし1歳児の散らかし技術。
2013年9月23日(月曜日) 3連休最後は曇り時々晴れ
歩くようになりました。
よたよたと自力で歩くようになりました。
お風呂上りにこうして大人しくしてくれる姿は
あと数週間もすれば見られなくなるでしょう。
2013年9月25日(水曜日) 雨

仕事の合間にマンモスを見に行ってきました。
日本のチームが携わった調査の成果。
見つかった土地の名前と、日本名にちなんでマンモスは
ユカと名付けられたようです。

マンモスマンモス。

わくわくしながら会場に入りました。

思ったよりも小さかったマンモス。
そして、氷漬けになっていることを想像していたので
実際の姿を見て少し拍子抜けしてしまいました。

さらにマンモスよりも面白かったもの。
それは、展示されているマンモスの周辺に立つ係員さん。

「ユカちゃんは写真撮影できませーん!」

マンモスの周囲の人だかりの中で元気いっぱいです。

「あ!ユカちゃんのガラスに触らないでください!」

ユカちゃんはお触り禁止なのね。。。

「ユカちゃん撮影禁止でーす!」
「ユカちゃんのそばで立ち止まらないでくださーい!」
「ユカちゃん見た人から前に進んでください!」

どう見ても売れっ子ストリッパーの付き人のようでした。
ユカちゃんは撮影ができないため
写真がありません。
013年9月29日(日曜日) 晴れ時々くもり

1か月に1度のペースでお世話になっているドッグラン。
フェネック5匹と人間の子供1匹を走らせるために
1時間だけ貸し切りで場所を借りています。

キツネを運んでいると必ず誰かが声をかけてくれます。

「これはなんですか。」

れの字の時にもよーく聞かれたこの言葉。
れの字のときには

フェレットっていういたちなんです。

と答えていましたが、今は

キツネです。

と、答えがシンプルになりました。

しかし、今回のおばちゃんはなかなか私好みでありました。

「いぬ?」

ああ。まぁ確かに。イヌ科の動物ですから。

「そうよねー。ああびっくりした。犬よねぇ。」

いえ、キツネです。

「キツネ犬?」

いえ、キツネです。

「きつね。。。犬よね?」

イヌ科のキツネです。

「犬のキツネ?」

いえ。もともとキツネはイヌ科なのです。

「ああ。。。(首をかしげる)。。。犬じゃないってこと?」

ええ。キツネなので。

「えっ?キツネ?!本物のキツネなのっ?!!」

なんて可愛いおばちゃん。友達になれそうな気がしました。



ファーストシューズは12cm。