? いたちなあたち・飼い主のつぶやき・2016年8月
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2016年8月8日(月曜日)晴れ時々曇り

我が家で生まれたフェネックが無事に育ち
引き取ってくれる人のところへ届けに行きました。

「今日はどこに行っていたの?」

家で留守番していた子供が
私の帰宅と同時に聞いてきました。

キツネの赤ちゃんを届けに行っていたの。

「どこに?」

遠くに。新幹線に乗ったのよ。

「キツネの赤ちゃんはどうした?」

可愛がってもらえる人のところに行ったのよ。
だからもう会えないのよ。

「やーだっ。」

フェネックの赤ちゃんともう会えないことが
子供にとっての「やーだっ」なのだと私は思いました。

キツネの赤ちゃんが幸せになれるのよ。だからこれでいいのよ。

「一緒に行きたかったっ。」

あ、そうか。私と一緒に行きたかったのね。
そう思い、今度は一緒に行こうねと伝えた私。

「ちがーうっっ。」

なんだ??

「僕も可愛がってもらいたいのっ。行きたかったのっ。」

キツネと一緒に引き取ってもらわれたかったのね。。。
2016年8月13日(土曜日)晴れ

夏休みなので水族館に息子を連れて行きました。
ステージでアシカと握手できるイベントがあると知り
ちょっと早めに行って一番前の席を確保しました。

ステージが変わった配置になっていて
ステージなのに後ろの壁の裏側は一般客の通路。
イベント中もお客さんがステージの裏側を自由に通れる造りでした。
とは言ってもステージはステージで
スポットライトもきちんと当たる割と本格的な感じ。

早めに席に着いたので、しばらくして飽きてしまった息子は
空いた座席の隙間を わーい と喜んでくぐったり歩いたり。
果ては「もうそろそろ始まるから席に着きなさい」という
夫の言葉を無視してステージ裏の通路に走り去って行きました。

困ったもんだ。

息子の後ろ姿をぼんやり見送っていると

「みなさーん!お待たせしましたーーー!!!」

元気なアシカ係のお姉さんがステージ横の扉を開けて
ワゴンに乗ったアシカをずるずると引き出しながら
マイク越しに明るい声を出しました。

「アシカさんの登場ですよーーーー!!!」

お姉さんの声と同時にステージにはスポットライトが。

そして次の瞬間、ステージに飛び出してきたのは子供でした。
子供は一瞬、自分にライトが当たったので
「ん?」という表情でしたが
特に気にせず舞台上座から下座に向かって
たたたたたーーーっと駆け抜けました。
本人としては、ステージ裏側の通路から走り出したら
偶然ステージの上だったのでしょう。

数百人いたお客さんは大爆笑。

「あれあれぇ?小さいアシカさんですかぁ???」

お姉さんもマイク越しに軽くフォロー。

思わぬ子供のハプニングに観客は楽しそうに笑っていました。
約2名の観客を除いて。
そう。私と夫。

ステージに誤って飛び出した子供は
紛れもなく自分たちの息子だったから。

いや紛れてほしかった。
願わくは違う子供であってほしかった。

しかしスポットライトが当たるステージを
「アシカさんの登場です!」というお姉さんの声と同時に
左から右にぴゅーっと駆け抜けたのは
間違いなく我が子でありました。

もうもう顔から火が出る思いとはこのことで
「ボク何かした?」という表情の息子の腕を掴んで
そそくさと座席に戻ったのでありました。

ああ恥ずかしい。
もう二度と来られないです、この水族館に。
2016年8月16日(火曜日)曇りのち強い雨

授乳中のナイルに少しでも栄養をつけさせたい。
そう思って6月から7月にかけて私は毎日東奔西走していました。
コオロギを買うために行ったペットショップで見つけたのは
シルクワーム。すなわち蚕。
栄養価も高く、これはナイルの食事にうってつけだと思い
高価な虫ではありましたが50匹を購入しました。
値段が高いとは言っても50匹で1000円程度ですけど。

食事を口にしてくれないナイルが
美味しそうに高カロリーの蚕を食べてくれる。
そんな妄想で幸せになりながら帰宅し
早速ナイルにシルクワームをあげてみました。

。。。食べない。。。

またか。
仕方ない。他のフェネック達に処理を任せよう。

しかしとんだ落とし穴がありました。
この蚕、他のキツネも食べてくれないのです。

食べない虫などこの世にない、くらいの勢いで
ミルワームもハニーワームもゴキブリだって食べるキツネ達なのに。
蚕は一切受け付けてくれませんでした。

ひーん(涙)

ナイルの食事探しの旅はこうして続いたのであります。
2016年8月18日(木曜日)くもり一時雨

フェネックの誰一人として食べてくれないおカイコさん。
50匹も買っちゃったのに。
しかも何気に顔が可愛いではないですか。

困りました。
捨てるわけにもいかず
放すわけにもいかず。

蚕って何食べるんだっけ。
桑の葉っぱです。
しかもタチの悪いことに、桑の葉っぱ「しか」食べないのです。

桑の葉っぱってどこにあるのよ。
知らないわよ、そんな葉っぱ。

「桑の葉」で画像検索したら出てきた画像たち。
それら桑の写真を見て私は固まりました。

こ、これは。。。

記憶に鮮明に残っています。だってあれはほんの1週間前のこと。
家の玄関先でやたら勢いよく枝葉を伸ばした木がありました。
うっとうしいいので、伸びた枝をジョキジョキ切りました。
その木の葉っぱにめちゃくちゃ似ているではありませんか。

他人のそら似?他葉の空似?

いやいや、まさかまさか。

つんつるてんになっている玄関先の木に
かろうじて残っている葉っぱを少し切って
お腹が空いてウロウロしている蚕に与えてみました。

いきなり動き出したカイコさん達。
ガツガツ食べ始めたのです。葉っぱを。

桑の木だったんだ。。。

切っちまったよオイ。
だいぶ切っちゃったよオイ。

すぐに切り倒した枝葉を見に庭へ走った私。
1週間前から水分を取れていない桑の葉っぱ。
しなだれて、うなだれて、瀕死の状態でした。

桑の葉っぱっ。
切っちゃってごめんねっ
起きてっ お願いもう一度起きて頂戴っ。
木を確かに。。。いや気を確かに持って頂戴っ。
ダジャレなんか言っている場合じゃないわ。

かろうじて得られた葉っぱ数枚をカイコさん達に与えています。
遠くを見つめる蚕さん
2016年8月25日(木曜日)晴れ 暑い

桑、クワ、くわ。

私の頭は桑の文字であふれています。

蚕たちを死なせるわけにはいきません。
だってとても可愛い顔をしているんだもの。
この子たちが無事に繭になるまで
なんとか育てなくては。
だってキツネが食べてくれないんだもの。
誰も食べてくれないから減らないんだもの。

子供を保育所に送り迎えをする間、
私は常に左右をきょろきょろ見ながら運転します。
空地に生えている桑の木を探すためです。

蚕の桑の葉の消費量は半端なく
私が切り倒してしまった残りの桑の葉だけでは
とても蚕50匹を養えません。

桑、くわ、クワ。

どこにあるのよ、桑の葉っぱ。
2016年8月27日(土曜日)雨

外に出るとつい桑の木を探すようになった私ですが
相変わらず桑を見つけることができません。

もはや頭の中は

くわっくわっくわっ

アヒルかい。

そんなときに仕事で通りかかった道で
目に入った看板が。

なんて魅力的な社名なのでしょう。。。

よだれを垂らしそうになりながら
はっと我に返って

くわっくわっくわっ

桑探しの旅は続くのであります。
2016年8月29日(月曜日)雨時々晴れのち曇りのち雨 よくわからん天気
蚕ロス
てっきりこの家の子に
なると思っていたわ。
まさか引っ越すなんて。
しかも食べられるなんて
思っていなかったわー。
色々なエキゾチックアニマルを飼育している友人に
蚕について困っていることを伝えたところ
もらってくれると嬉しい言葉がありました。

しかし蚕を差し上げた後で
なぜか切ない。
なぜか寂しい。

あれだけ桑の葉っぱを探す日々に疲れていたのに。

なんだか。。。蚕ロス。

また買っちゃおうかなぁ。ペットとして。
今度は1匹だけ。