出産いたち道

入院~処置決定

「大きい病院をご紹介しましょう。」

それは予定日を3週間後に控えた、平々凡々ないつもの検診のときのこと。
産休に入り、毎朝同じ時間に職場に行く日常から、家の中のことをくるくるしながら日々を過ごしていたときのことです。

評判のいい個人クリニックでした。
しかし、胎児の重さがそのクリニックで生ませるには不安があるほど小さい状態だったようです。
仕方なく、紹介状を持って総合病院へと行きました。

1回目の検診で、個人クリニックでも行った検査を再度やったため1万5千円かかりました。
2回目の検診。とりあえず胎児は育っているので様子見。
そして3回目の検診。

「入院しましょう。」

へっ。

「管理入院して様子を見ましょう。下手したらそのまま緊急帝王切開です。」

またまたぁー。

「お産はチャレンジじゃないので。安全第一でいきましょう。」

というわけで、予定日10日前になって即日入院することになりました。いきなりの展開で頭が追いつきません。生まれるまで帰れないとのことで、出産用品は入院中にネットで注文するような状態になりそうです。

管理入院はとっても暇なものでした。
1日、病院内でぼぉーっと過ごす時間。何のための入院なのかと途中で首を傾げたくなるくらいでした。

そして管理入院4日目。

「やっぱり胎児が育っていませんね。もうお産に向かいましょう。」

ようやく診察をしてもらえたお昼過ぎ。突然の出産へのジェットコースター乗り場に案内されました。
夫に状況を説明してからでないと処置が開始できないとのこと。

夫に連絡をし、何とか午後に休みを取れないか打診すると、
「会議の予定を見てから。」
とのこと。
数分後、「16時半に病院に到着できそうだ」と返事が入りました。

そして16時半。夫が病院に到着。
医者からジェットコースターの滑走コースをご説明いただきました。

流れとしては、

1.内診

2.海草

3.風船

4.点滴

5.おぎゃー。

さーてと。冗談のような単語が並んでいますが、全部マジな話。

【本日】
内診・・・子宮口の開き具合を確認。(ちなみにコレ痛い。)その具合によっては海草に進みます。

海草・・・ラミナリアという海草の棒。子宮が開いていない場合は、人工的にこの棒を入れて水分を含ませて徐々に口を広げていきます。

【2日目】
風船(バルーン)・・・堅く閉じていた子宮口を海草スティックでやや広げたのちに、次は風船を突っ込んで口をさらに広げていきます。

【3日目】
点滴・・・陣痛促進剤(子宮収縮材)。 子宮を薬で収縮させることで陣痛を起こします。最初は少量の投薬から徐々に様子を見ながら強めていくため、この後は何日かかるかは不明。

【4日目?5日目?はたまた6日目?】
おぎゃー・・・生まれる。

☆途中で胎児の心拍が弱まった場合は緊急帝王切開へと移ります。