フェレットのリンパ腫の診断・治療法を真剣に考えます。フェレットの三大疾患の1つである癌に立ち向かおう。

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れぱんの場合:リンパ腫の症状と診断

れの字にリンパ腫の疑いが出たのは超音波によるしこりらしきものの確認および血液検査による白血球内の数値バランスの崩れが見られた時でした。直径5mm程度の大きさのしこりが1つ。超音波検査により見つかりました。そして血液検査の結果、リンパ球の割合が高いことが判ったのです。

当初から開腹手術をしないことにはリンパ腫かどうかは判らないことを先生から言われていました。いつもはためらわない私なのですが、どういうわけか今回の手術には二の足を踏んでしまい、しばらくは様子見の選択をしました。 2週間ごとに超音波検査を行ったのですが、2週間後、4週間後、1ヵ月後、と、どんどんしこりは大きくなり続け、さらに発見されるしこりの数も3つになってしまいました。

それは突然やってきました。 土曜日のいつもの2週間おきの検診。やはり通常よりリンパ球の割合が高く、しこりも一向に消える様子はない状態。それでも既にそれが「いつもの状態」となってしまい、飼い主としてフェレットのリンパ腫に対する感覚が麻痺してしまっていました。 翌日の日曜日かられの字の食欲が激減。うんPの調子が悪くなりました。最初は食欲よりもうんPの調子の変化の方に気が行っていました。「うんPの量が異常に少ないなぁ。」「色が変だなぁ。」「硬さもいつもと違う。」そして気づいたのです。

「れの字が食べてない。水も飲んでない。」

食べていないからうんPの量が少なく、水を飲んでいないから硬さも普通じゃなかったんです。
そして遊ぼうとせずにグッタリしてきたれの字。
土曜日には数値にいつも以外の異常は全く見られなかったのに。まさか数日で急変することはないよね?
下手に土曜日に診察結果に異常が見られなかったがために、「まさか」という思いを抱いてしまったのです。今思えばこれが間違いです。生き物はいつ何時なにがあってもおかしくないのに。
木曜日の夜に「やはり変!」と、れの字を連れて閉院間近の病院へ駆け込みました。

「全体的に検査してみますね。」
そう先生がおっしゃってから診察室で待つこと10分。
名前を呼ばれて再度先生のところに行くと、れの字の姿が診察室にありませんでした。先生の表情を見て「やばい」と直感。そして案の定「入院です。」との先生のお言葉。

問題は白血球内の好酸球でした。
土曜日の時点では正常範囲内だった好酸球の割合(10%程度)が、このとき66%にまで上がっていたのです。
ステロイドを投与しての2泊3日の入院が決定しました。

自宅に戻った私は、れの字を飼い始めて初めて声をあげて泣きました。
もう二度とれの字に会えないのではないかという恐怖が襲ってきたのです。とにかく泣いて泣いて泣いて。思う存分泣いた後は、れの字も頑張っているのだから私も頑張ろうという強い気持ちになりました。

2泊3日の入院を経てれの字は土曜日に退院しました。
その際、先生から開腹手術を薦められました。ステロイドを投与して体調が安定している今しか手術のチャンスがないのでは、との先生の言葉。
でもやっと退院しようとしているのに、また入院を延ばして手術。。迷う私。
今手術をさせたら、れの字がもう二度と元気にならないような予感がしたのです。そのため土曜日はそのままれの字を家につれて帰ることにし、開腹手術の日程を一応次の土曜日に決めました。
「気が変わったら明日いらしても大丈夫ですから。」
先生ありがとう。

自宅に連れ帰ったものの、れの字は全く元気がありませんでした。動かない。食べない。飲まない。 翌朝になっても体調の変わらないれの字を見て、朝一番に病院へ連れて行きました。この日は父の命日でした。

「先生、食べないんです。」 診察台にハンモックでくるんだれの字を置き、私は先生に相談を始めました。先生も「うーん」という感じです。 「食べなかったら開腹手術もできないですものね。」 と私が言った時でした。

カリッカリッ

んんんん?? ハンモックの中を覗き込む私と先生。

「あ。。。食べてます。。。」

いきなり食欲が出てきたれの字。 迷いました。たった5分くらいの間でしょうが、私の頭はフル回転しました。色々なことが頭をよぎりました。 そして決めました。

「先生、今しかないです。手術をお願いします。」

3時間後、れの字の体にメスが入りました。

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