フェレットのリンパ腫の症状と診断
フェレットのリンパ腫とはで述べたように、リンパ腫には大きく分けて2つあります。
若年性(リンパ芽球)の場合:臓器が通常ではない大きさではなくなります。
リンパ球性の場合はリンパ節の腫れが見られます。
フェレットは一般に病気を隠すのが得意な動物と言われています。見た目がぴょこぴょこ飛び跳ねて元気でも、体内では悪性腫瘍が広がっていることは決して珍しくありません。
ではどうやって体内の異常を察知できるのでしょうか。それは主に以下の方法で可能です。
■超音波検査:エコー検査です。体にジェルを塗り、超音波に映るしこり・内臓の大きさを確認できます。
■血液検査: 内臓の数値に異常がないか。白血球内のリンパ球の割合はどうか、という確認ができます。
■レントゲン検査:体を透かして臓器・骨格を見る検査。臓器の腫れや通常は見られないシコリの発見ができます。
血液検査では次の4つの割合を見てください。
リンパ球
好酸球
好中球
単球
リンパ腫がある場合は、この4つの割合が崩れます。
獣医師による診断で異常が見られ、リンパ腫ではないかとの憶測が出た際の最終判断は組織を病理検査に出して明らかにします。その方法は2通り。
■針による組織一部抽出
■開腹手術による組織の抽出
針による組織抽出は、超音波で体内のしこりの箇所を確認しながらそこをめがけてお腹から小さくて細い針を刺して組織を抽出する方法です。麻酔をかけずに行うのが一般的なので、当然痛がります。
メリットとしては、開腹手術よりはリスクが少なく短時間・低コストで検査が行えるという点。
デメリットとしては、摘出できる組織量が非常に少ないため腫瘍細胞を取れるかどうかは賭けとなります。腫瘍があるにも関わらず、針で取れた部分はその腫瘍部から外れたリンパの過形成部分だったということがおこる可能性があります。
開腹手術による組織の抽出は、全身麻酔をかけてお腹を切って腫れている箇所を摘出して病理検査に出す方法です。
メリットとしては、獣医師による内臓の目視が行えること。臓器の色・形を確認し、肥大化していないか・腫瘍化していないかなどの確認が行えます。メスを入れた目的以外の意外な病気が判明することもあります。また、内臓にしこり部分がくっついていないかの判断をすることにより(フェレットのリンパ腫とは参照)、将来の治療をより明確なビジョンで行うことができます。
デメリットとしては、やはり手術に伴うリスクです。今まで元気だったフェレットが、たった一度の開腹手術でガクンと体調を崩しその後元に戻らないことも十分に考えられます。また万が一の医療ミスという心配もついてまわります。
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