今朝も今までと変わらずに。キミに起こされて1日が始まるね。今日も側にいてくれてありがとう。


2011年10月1日(たぶん)

おはようれぱん。

久しぶりにキミの感触を思い出した。

夢は晴れた日に始まった。
誰かと会話をしていて、れの字の話になったので「これです。」と、私はその人にキミを見せた。
するとキミはフェレットではなく大きなダンゴムシが伸びたような、変な甲羅のある真っ黒い生き物に変わっていた。
それでも私にとってはそれがれぱんで、何の不思議もなくその黒いダンゴムシのキミを見ていた。

しばらくしてキミは手前の細い溝に落ちた。真っ黒な泥だらけの溝の中で、黒い大きな虫のキミはうねうね動いていた。
私はと言えば、溝の中に落ちたけれど元気に溝で生きているれぱんを見て安心していた。

ふっと話が飛んで、れぱんがいなくなった。

私は真っ黒な泥だらけの溝の泥の中にキミを探すけれど見つからない。
れぱんを探しているのに、頭の中では黒い大きな虫を探している。完全にれぱん=黒い虫となっていた夢の中の私。

びしょぬれの丸まったゴザを広げていく。きっとこの中にれぱんがいるはずだ。いない。びしょぬれのガレキをよけていく。
れぱんを探す。ひたすら探す。いない。いない。

もう諦めろと人に言われる。

ここを去らなくちゃいけないと人に言われる。

行かなくちゃいけない。れぱんとはぐれた場所から離れなくてはいけない。

「もう一度だけ。もう一度だけあの場所を探したい。」

私は誰かにそう言って、元の場所に走って戻る。
どこかにいる。れぱんがどこかにいる。

がれきとがれきの間に隙間があった。
その隙間を腰をかがめて覗き込むと、見慣れた赤と白のハンモックがあった。
この中だ。この中にれぱんがいる。
そう確信し、ハンモックに手を伸ばした。

むにゅ。

黒い大きな虫を想像していた私の手に感じたものは、フェレットの体の感触。

れぱんはいつも赤と白のハンモックに入っていた。
あのハンモックが好きで、ハンモックとは言っても廊下に置いてあったのだけど、そのハンモックにもぐりこむのが好きだった。
私は、そんなれぱんをハンモックの上から むにっ と触るのが好きだった。

その感触があった。
そしてれぱんが もうなんですか。 と、まるで睡眠中に起こされて不機嫌そうな顔でこちらを見た。

れぱんっっっ

そう叫んで私はがれきの隙間からハンモックに入ったれぱんを胸に抱き寄せようとした。
目が覚めた。
私の左手には、布越しに触れたれぱんの体の柔らかさや温かさが残っていた。

3月11日の東日本大震災。
こんな夢を見たのは、津波で流された人のことを考えながら眠ったせいかも知れない。
そして思ったんだ。

私はれぱんを見つけることができた。無事に助け出すこともできた。
でもそうでない人たちがたくさんいる。
今も大事な人やペットを探し続けている人がいる。
そう思ったらやるせない気持ちになった。

れぱん、キミは私が私の腕の中で見送ったフェレット。
それだけでシアワセに感じてしまうのよ。


2011年10月10日(月曜日)

おはようれぱん。
私はなんであんな夢を見たんだろう。

私は斜め前から急にフェレットが歩いてくるのを見つけた。
保護しなくちゃ!
そう思ってそのフェレットをつかまえたら、首に値札がついていた。きっとお店から逃げ出してきちゃったんだろうね。
でも私、なぜかそのフェレットを飼う気まんまんだった。

れの字に少し似たカラーのフェレット。

そのフェレットを私は胸から服の中に入れて、なぜか映画館に入った。

「れぱんと同じようにおとなしいフェレットだといいな。」

そんなことを思いながら、暗い映画館で席に着く。
しばらくしてフェレットはにょこにょこ動き始めた。
フェレットが動くたびに私は席を立って映画館の外に出てフェレットをあやす。

そんな繰り返しで目が覚めた。

なんでそんな夢を見たんだろう。
なんでれぱん以外のフェレットを飼う夢を見たんだろう。
そんな夢、見ちゃいけないのに。私にはれぱんしかいないのに。

れの字以外のフェレットが飼いたいわけじゃない。
別に意地になっているわけでも、深層心理で新しいフェレットを飼いたがっているわけでもない。
私は本当に、れの字以外のフェレットは考えられないのに。

フェレットの夢を見たのにこんなに気分が暗くなるのは初めてです。


2011年10月11日(火曜日)

おはようれぱん。
デスクトップに保存した写真。なんとなく気に入って、PCの壁紙にするために保存した写真。

キミが正面を見ている顔のアップ。
車が大好きなキミが、車のドアを開けた私に見せてくれた顔。
運転席の下からひょっこり顔をのぞかせてくれたっけ。

何の気なしにその写真を拡大したら、キミのかわいいお目目に私がいた。
カメラを構えた私が、小さなキミの目の中に小さく映っていた。

れぱん。あの日あのとき私は確かにキミだけを見ていた。
そしてキミもあの日あのとき、私だけを見ていたんだね。

キミの目に映った黒いカメラを構えた黒髪の私。

こんなツーショットもあるのね。
れぱん、キミの写真は何千枚も撮ってあって、その全てを1枚1枚楽しく見ているけれど
今度はまた新しい楽しみを見つけました。

キミと私のツーショットを探しながら、また1枚1枚キミの写真を見つめていこう。