2011年6月1日(水曜日)
おはようれぱん。
会社の同僚から勧められたエスニック料理屋さんは、れぱんと最後に過ごした賃貸住宅へ続く道の途中にある。今まで気にも留めていなかったけれど、複数の同僚が「あそこ美味しいんですよねー。」と言うので行ってみる気になった。
昼休みに会社を出て信号を渡って右に向かう。
あの道をあの時のように歩き始めた。
何メートルくらい歩けたかな。私の足は止まってしまった。先に進めなかった。歩けなくなった。
去年のあのとき。キミに会うために昼休みに毎日毎日通った道。仕事が終わってからキミを迎えに行くために毎日毎日通った道。
もう10ヶ月も経ったのだから大丈夫だと思った。ちょっと自分を過信していたのかも知れない。本当の私はまだダメだった。あの道を歩くことができなかった。
くるりとUターンしてコンビに入ってお昼ごはんを買った。
れぱん、まだそばにいておくれ。いつか2人でまたこの道を歩こうね。
2011年6月6日(月曜日)(たぶん)
おはようれぱん。
今日は朝かられぱんのあの体温と皮膚の柔らかさや骨のごつごつが口元に感じられている。朝からずーっと。
れぱん。私はよくキミを向こう側に向いたまま寝かせて、私がキミの背中からキミの体を右手で包んで、私の唇をキミの背中に当てていたね。キミのぬくもりをたくさん感じたくて、その温かさを確かめたくて、私は何度も何度もキミの背中からキミにキスした。ちっちゃなキミのやせ細った体が大好きだった。
どうしてそんな温もりを朝からずっと感じるのかわからない。
わからないことは考えない主義だから、このままでいいや。
2011年6月28日(火曜日)
おはようれぱん。
暑くなってきたね。あの時と同じように、ちょっと歩いただけでくらっとしてしまいそうな暑さだ。去年もこんな暑さだった。
暑くなると思い出すことがいっぱいある。れぱん、私はこの夏を乗り切れたら「もうホントに大丈夫!」と思えるだろう。去年と同じ暑さを乗り越えることができたら。キミが生きて生きて生き抜いた暑さを乗り越えることができたら。私は絶対大丈夫。もう大丈夫。
負けないよ。私は負けないから。キミがこうしてそばにいてくれているのだから頑張らずして何になるだろうか。
れぱん。一緒に乗り越えよう。この暑さを一緒にガツンと乗り切ろう。
